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全日遊連 大一商会製ぱちんこ機の不具合問題を報告

2012年 1月 23日(月)

全日遊連は1月20日、都内新橋の第一ホテル東京で全国理事会を開催し、理事会後の記者会見で大一商会製ぱちんこ機の遊技機枠における不具合の発生を報告した。会見には正副理事長のほか、機械対策委員会の伊坂重憲委員長も隣席し、全日遊連としての対応を述べるなどした。

大一商会では1月15日、同社製のCRタイタニックシリーズ、CRピンクレディーシリーズ、CR本官にまかせろシリーズ、CR真・遠山の金さんシリーズ、CRアラビアンラッシュにおいて、遊技機枠に搭載している下部スピーカーが特殊な条件下で温度が規定値を超えて上昇することを確認したとして、導入店に対して遊技機の電源コンセントを外すことを要望。この中で同社は、この不具合は発生頻度は極めて低いものの、最悪の場合は発火の怖れがあるとしたほか、対応策について協議中であると伝えた。

同社による全日遊連への報告によると、不具合発覚のきっかけとなったのは、1月1日に大阪エリアのホールで発生した、スピーカー部分が熱で溶ける事故。同社が当該機を回収し原因の究明を行い、同15日になって電磁波に起因する不具合と判明。同日に導入店などに対し一報を入れたが、伊坂委員長によると不具合の発生を知らなかったホールも多かったことから、月曜日にあたる翌16日に伊坂委員長が同社に照会し事実確認を行ったという。

これを受けて全日遊連では、17日に同社役員を招いて不具合発生の報告を正式に受けるとともに、全日遊連でも事態収拾に向けて全面協力の姿勢を確認した。ただし、この時点では事態収拾の方向性として対策部品による対応が示されていたが、翌18日には同社が当該シリーズ機の全面的な回収・撤去を決めたことから、全日遊連では合意文書の作成を保留。さらに、一部の県では撤去に関しての営業補償や撤去補償における具体的金額等を記載した内部資料が流出し、一部に混乱が生じるなどしていた。

事態の混乱を受けた全日遊連では、18日付けで当該機の稼動を止め、電源をコンセントから外すことを促す文書を各都府県方面遊協に発出する一方、翌19日に再度、大一商会と折衝。一部で流れた営業補償の期間について、遊技機の入れ替えに要する期間が地域によって違うことなどから、この見直しを強く申し入れた。営業補償及び撤去補償の具体的金額については、最終的には個々の商取引の範囲内だとして、明確な基準は申し入れない方向性にあるという。

大一商会が全日遊連に報告したに当該機の市場における設置台数は約5万台。枠の不具合であることから、同社製遊技機での代替が不可能な状況にある。会見で全日遊連の金本正浩副理事長は、中古機流通も止める要請文書を大一商会側が発信するよう促したことを明らかにしたほか、「結論からいえば組織としての合意には至っていない。大一商会が代替機を提供できない以上、金銭による解決しかないと思うが、いずれにしても事態の収拾のためには撤去に向けて全面的に協力しなければならないという認識でいる」と述べるなどした。