【コラム】心で感じろ!遊技機「音」バカ一代(第9回)

バナーサウンド
第9回 サウンド開発環境~河野の職業病編~


どの業種にも、少なからず職業病というものがあると思う。

私も重度な職業病にかかっている。いや、遊技機のサウンドに携わっている方はおそらく皆さんがかかっていると思う。

それは街中で聞こえる音を、パチンコに搭載されたらどれくらいの信頼度になるか、その音をどう加工すればパチンコっぽい音になるかを、ついつい考えてしまう病だ。

私はその病にかかってから、街中の音に敏感に反応する体になってしまった。病の初期症状はファミリーマートの入店音や名鉄のパノラマカーのミュージックホーンとか比較的耳に残るメロディに対して反応を起こしていた。

そもそも名鉄パノラマカーのミュージックホーンなんて、パチンコのために作られた音なんじゃないかと勘違いしてしまうほど、一発告知音などで使える音だと思う。あれは良い音だ! 知らない人は検索してみよう。

職業病といえども、その初期段階で街中の音に反応するぐらいであれば、まぁ可愛いものですよ。
私のように末期になるとどうなるか・・・私はトイレの大の方からたまに聞こえてくる、あの音でも反応するようになってしまった。
「う~ん、あのすかした音はガセで使えるかな・・・」
「お、あの音は保留青変化ぐらいの音だな・・・・」
「あの音は尻上がりで余韻が長いな~、ということはカットイン緑で使えるぞ・・・」
「おっ、すげー尻上がりでアルペジエーターをつけたのか。あとは強めのアタックを足せば強チャンスぐらいはいけるか・・・」

ここまでくると、もう治らない。大変ですよ! それでも毎日パチンコ音のことを考えている、超仕事人間ということにしといてください。

というわけで、私は決して変な人ではないので、皆さん今後も仲良くしてください!

〈続く〉


●河野 友希(こうのゆうき)/遊技機メーカーにてサウンド担当として在籍後、ダイコク電機へ転職。入社後、サウンドプロデューサーとして遊技機に特化した攻撃的かつ斬新な遊技機サウンドを数多くプロデュースし、多くの支持を集めている。
 

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