【コラム】心で感じろ!遊技機「音」バカ一代(第16回)

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第16回 こ、これは・・・禁じ手の魔法・・・


アナタハ・・・禁ジ手ノ言葉ヲ知ッテイルカ・・・ 自身の評価やモチベーションを著しく低下させる、人の道を外れた言葉。 ドラクエで例えるならば、マホトラ!
ドラクエ版のマホトラとは、他人のMPを吸い取る恐ろしい呪文。
遊技機サウンドの現場でも、そのヤバイ呪文を使いこなすヤツは少数ではあるが存在する。
担当者が知恵を振り絞って作ったデータやディレクションの評価を、自らのモノにしてしまうヤバイ言葉・・・。
 
「あ、それは私が作ったり指示した音です!キリッ」(※このキリッという所がキモです。)
あたかも自分が作ったかのような、自信に満ち溢れた態度で発言をする凄いヤツ。
遊技機業界以外の会社でもよくある話だと思うのだが、私の周りにも過去に存在した。
 
私が社畜クリエイターとしてやっていた当時、何十回と音修正をしてやっとOKがでた演出を見事、いや華麗にマホトラされてしまった。
マホトラされたことを知った時にはもう遅かった。良評価は丸々ヤツのところに行った。
あの時はマジで悔しかったし、一気にやる気が失せた。
 
普通の人間なら、悔しいけどまた次も頑張ろうという感情になると思うのだが、わたくし河野はご存じかもしれないが、昔から器が小さい。おちょこの裏と言ってもいいぐらいの器だ。
そんな器が小さい私がランボーのような復讐者と化し、いつか鉄槌を下すチャンスを窺い、なんとか頑張り続けた。
 
そして、ついにその時が来た!!
私が以前作った音質にしてほしいという要望が、ヤツのプロジェクトからあった。ひきつった顔で対応するアイツ、ニコニコの私。
 
「河野君、あの時の音っぽいSEを作ってほしいと言われてるんだけど、作ってほしい」

「えっ?自分で作ったと皆に言っていたんだから自分で作ってください。キリッ!」
キターーーーーー!
とうとう言ってやったぜ!ようやくランボーから河野に戻ることができた。
協調性がないヤツと見てる方は思うかもしれないが、こういう人の手柄を持っていくヤツが私は嫌いなんです。

皆さんもマホトラを唱えるヤツ、そして器の小さいヤツに気を付けよう。

 

〈続く〉


●河野 友希(こうのゆうき)/遊技機メーカーにてサウンド担当として在籍後、ダイコク電機へ転職。入社後、サウンドプロデューサーとして遊技機に特化した攻撃的かつ斬新な遊技機サウンドを数多くプロデュースし、多くの支持を集めている。

 

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