2022.8.5

【遊情ネット】参議院議員選挙にみる投票行動の変化に関する考察

7月10日に投開票が行われた第26回参議院議員選挙。業界からは木村よしお氏を支援し選挙活動を行ったが、113,861票、健闘むなしく20位で落選した。最下位当選議員との差はわずか4,840票差であった。業界内に関する選挙戦略、戦術については他で総括されているコラムもあることから、本コラムでは参議院議員選挙で感じた投票行動の変化について書いてみたい。
 
1.予想以上にネット型選挙が進んでいる
参議院選挙比例区は全国から票が入る。小選挙区のように地盤をまわり、組織を固めるという方法よりも情報を提供し、反応した人を引き込んでいく手法が効率が良い。
 
全候補中トップの成績だったのが、約53万票を獲得した漫画家の赤松健氏。氏は週間少年マガジンに連載した「ラブひな(1998-2001)」「魔法先生ネギま!(2003-2012)」など人気漫画の作者で、日本漫画家協会常務理事、表現の自由を守る会最高顧問を勤めている。前回の参議院議員選挙時に「表現の自由を守る会」会長の山田太郎氏が特定の支援団体はないが、漫画・アニメ・ゲーム等の表現規制に反対する層にネットを中心に選挙戦を展開し54万票余を獲得した。赤松氏もその勢いのまま活動し、見事トップ当選を果たした。赤松氏の選挙手法も山田氏同様Twitterを主力とし、有志をあつめ情報を拡散し、ネット内で詳細な情報や政策を伝えた。
 
https://kenakamatsu.jp/cat-other/post-22834/
https://megalodon.jp/2022-0715-1014-23/https://kenakamatsu.jp:443/cat-other/post-22834/魚拓:消えた時用)
 
赤松氏のツイートはリツイートやいいねが多く、特に選挙後半に氏が描き下ろしたと見られる画像は6,300リツイート、1.1万いいねを超える反響を呼び、氏の広報力とネットを中心とした組織力をみることとなった。