2021.1.15

【遊情ネット】業界のジレンマ

ゲーム理論というものがある。
 
ウィキペディアによると、社会や自然界における複数主体が関わる意思決定の問題や、行動の相互依存的状況を数学的なモデルを用いて研究する学問であり、自分の利得が自分の行動の他、他者の行動にも依存する戦略的状況を意味するものだそうだ。経済学で扱う殆どの状況で該当し、経営学、政治学、法学、社会学、人類学、心理学、生物学、工学、コンピュータ科学などのさまざまな学問分野にも見られるというものらしい。
 
代表的なゲームに「囚人のジレンマ」というものがある。お互い協力する方が協力しないよりもよい結果になることが分かっていても、協力しない者が利益を得る状況では互いに協力しなくなる、というジレンマである。各個人が合理的に選択した結果(ナッシュ均衡)が社会全体にとって望ましい結果(パレート最適)にならないので、社会的ジレンマとも呼ばれる。
 
旧規則機の撤去問題に直面したとき、この「囚人のジレンマ」を思い出した。撤去推進派(21世紀会、大手メーカー、ホール等の大部分)は全体で撤去を推進することにより、今後の業界の状況に光明がさしてくるという。一方撤去反対派(一部のホール)は撤去を推進することにより直近の集客力、利益産出力が弱まり、業が(自社が)衰退するという。