2021.10.15

【遊情ネット】2021年10月号トップコラムの補稿

本誌では、パチンコ機の「遊技くぎ」の取扱いを取り上げるとともに、「射幸性とはなにか」について述べました。
 
こういう言い方をすると年寄り臭いですが、パチンコ機はそもそも、賞球の多寡以外に、遊技くぎに弾かれる玉の動きをも楽しむものだったと思うのです。つまり、出玉という「結果」だけではなく、玉(プラス役物)の動きという「経過」も楽しめるところにワクワクやドキドキがあったのですが、いまのパチンコ機の「経過」は液晶の絵合わせがメインになってしまっています。だからこそ、液晶に映す版権キャラクター選定やゲームフロー展開に遊技機開発の重点が置かれ、多額の資金を投じることになったがために遊技機価格が高騰するという流れが起きているのです。
 
数は少なくなったとはいえ、遊技くぎは現在でも存在し、調整・メンテナンスはホール営業の根幹を成すもののひとつであることには変わりありません。顧客にパチンコ機をいかに楽しんでもらうかという意味でも、遊技くぎの調整・メンテナンスは欠かせないはずですが、行政の前で堂々とできるかといえば心許ないのが現状でしょう。