2022.5.27

【遊情ネット】2022年5月号トップコラムの補稿

本誌では、近隣業界の事例を紹介したうえで、遊技業界として「あるべき姿」を構築することの重要性を記しました。
 
「あるべき姿」の構築については、何度も記していることです。ただ、業界団体やリーディング・カンパニーから取り組みが聞こえてこないのが残念なところです。遊技業界は「いま取り組まなくてはならないこと」をこなすことに注力してばかりで、その先になにがあるのかを見ていないような気がしてなりません。業界団体やリーディング・カンパニーのトップがやるべき仕事は、目先の問題解決ではなく、十年後、二十年後あるいは三十年後に向けた課題解決だと思うのです。ご自身は三十年後にいないかもしれませんが、今年の新入社員は三十年後という将来があるわけで、遊技業界や遊技場経営企業が三十年後にも残っているようにするのが、業界団体やリーディング・カンパニーのトップがやるべき仕事なわけです。
 
なにかを変えていこうとするときの考え方に、『フォアキャスティング』と『バックキャスティング』という2つの考え方があります。前者のフォアキャスティングは、現状からどのような施策があるかを考え、それを積み上げていくような考え方です。それに対して、後者のバックキャスティングは、未来の姿(あるべき姿)から逆算して、現在の姿と比較して施策を見つけていくような考え方です。