【コラム】心で感じろ!遊技機「音」バカ一代(第4回)

バナーサウンド
迷言編:その①「ボンバーマンが来た!」


スタスタスタッ、ガチャ!!。

「河野君、もう申請まで時間がないけど、クオリティを上げたいから音で何とかしてくれたまえ!!」
(超訳→河野君、もう申請まで時間がないけど、映像は修正するのに時間と費用がかかるんだ! それに比べて音は短時間で安くできるんだから、サクッと盛れるだけ盛ってクオリティを上げといて!!)
 
こういう訳のわからないことを開発終盤に突然ブッこんで来る人を、私は敬意を表して「ボンバーマン」と呼んでいる。すぐに爆弾を置いていく、アレですな。
 
このボンバーマン、何かあるとすぐにサウンドのところに来て爆弾を置いていく。しかもどれも火力MAX! 
 
私もこれまで約10年間、遊技機業界で働いてきたが、そのあいだに様々なタイプのボンバーマンを見てきた。テレビ会議を使って迷言を投げてくる遠距離タイプ、何も言わずそっとメールで投げてくるサイレントタイプ、まだ終盤でもない序盤で迷言をぶっこむ神風のようなタイプ、自己満足感丸出しの修正要望リストに迷言を記載してそっと机におくレタータイプ‥‥‥って、書き出すとキリがないぞ!
 
まぁこれらのボンバーマン達も、良い台を開発したいという気持ちは同じなわけで、ある意味、よーくわかる部分もある。あるんですよ。
 
それにしても、「音だけ」って。
 
音ばっかり盛ったところで、肝心な演出と合わなかったり、何よりプレイヤーに余計な期待感を与えるだけで、出来上がりは微妙なんですよ。これが。ちなみに、言われた通り直して良くなったと思ったことはハッキリ言って皆無。
 
そりゃまぁ、サウンドクリエイターとして、そして何よりパチンコを愛する者として、どんな(おかしな)ことでも言われた時は念のため再度見直して渋々調整してはいる。でも結果よくならないじゃなねーか!
  
私も、ホールでいろんなパチンコ機を打っていて
〇信頼度のわりにはやけに大げさで、キツい音がついている。
〇演出の動きに比べてやたらと音数が多い。
って感じる機種をみつけた時は、「ああ、きっとボンバーマンが暗躍し、ノリと勢いだけで火力MAX状態の爆弾をサウンド部署に投下していったんだろうなあ」と想像している。

〈続く〉 


●河野 友希(こうのゆうき)/遊技機メーカーにてサウンド担当として在籍後、ダイコク電機へ転職。入社後、サウンドプロデューサーとして遊技機に特化した攻撃的かつ斬新な遊技機サウンドを数多くプロデュースし、多くの支持を集めている。
  

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