芸人とホール従業員。二足の草鞋を履く作者が綴るリアルな日常エッセイ

業界関係者のブログやホームページはたくさんありますが、なかにはちょっと毛色の異なったものもあります。
  
小説投稿サイト「カクヨム」に連載されている原田おさむさんの「パチンコ屋店員芸人奮闘記『それでも僕は、やめていない』」(https://kakuyomu.jp/works/4852201425154964654)は、お笑い芸人歴22年、ホール従業員歴22年という異色の経歴を持つ作者が、自身の経験をもとにホールの実情を綴ったノンフィクションです。
 
芸人としての原田さんは、R-1ぐらんぷりの初回大会から毎年出場しているもののいつも2回戦止まり。「パチンコ店のマイク放送でフリップをめくっていくネタ」や「ケンシロウ漫談」など、ホールでの経験を活かしたネタも多数あるようなのですがブレイクには至らず、芸人活動をしながら現在もホールスタッフとして働いているそうです。
  
一方、小説では来店客とのトラブルやクレーム処理など、業界人なら思わず「あるある」と納得してしまうエピソードが満載。現場の責任者や店長などの要職も経験しているとあってかネタには事欠かないようで、理不尽な要求をする上司との葛藤や、ゆとり世代の教育指導で悪戦苦闘する様子などもコミカルに描かれています。なかでも、新店のオープニングスタッフに採用された際の修羅場感や、同僚がパチスロの設定漏洩に加担してしまった時の闇の深さなどは、実際の経験談だけに鬼気迫るものがあります。
 
ストーリーの中心はあくまでホールの日常を切り取ったエッセーなのですが、原田さんの仕事に対する姿勢や想いは、業種や世代を超えた幅広い人に共感されそうです。芸人さんらしい文章のテンポの良さもあってか、業界のダークサイドに斬り込むようなシリアスな場面も一気に読めてしまうほど引き込まれてしまいます。
 
連載は100話を超えており、来年1月にはこれまでの話をまとめた本の出版も予定されているそうです。業界人はもちろん、一般ファンにとってもパチンコ営業の裏表を垣間見れる内容になっているので興味のある方は是非一度チェックしてみてはどうでしょうか。
 
ちなみに原田さんの持ちネタはユーチューブでも見れます。私は「パチンコ屋店員の結婚式スピーチ」がツボでした。
 

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