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パチンコ業界に特化したマーケティングリサーチサービスを行っているシーズリサーチが、定期調査「パチンコ景気動向指数(DI)調査」の2022年7月調査結果を発表した。調査はアンケート形式で四半期ごとに行い、短期的な景況感を示す「DI値」などを算出。今回は6月14日から30日の期間、FAXおよびアンケートを活用して80地域の52企業から回答を得た。
過去1カ月の売上や粗利などから総合的な景況感を判断する「全般的業況DI値」では、前回調査と比較して1.22ポイント回復してマイナス58.8ポイントと概ね横ばいで推移した。3カ月後の見通しはマイナス50ポイントまで回復したものの、厳しい見通しに変化はみられないとしている。稼動状況については、パチンコは前回比22.7ポイント悪化のマイナス40ポイント、パチスロは3.6ポイント悪化のマイナス86.3ポイントとなっており、パチンコが大きく悪化した。3カ月後はパチンコは概ね現状維持となる一方、パチスロは低迷が続く見通しを立てている。
遊技料金別の稼動状況は、4円パチンコが前回比29.2ポイント悪化の46.8%まで大幅に落ち込んだ。20円パチスロは前回比2.1ポイント悪化の84.8ポイントと現状維持で推移。低価貸はパチンコが前回比3.0ポイント良化の26.3ポイント、パチスロが9.4%悪化の67.1%となった。業況が悪化した理由については、全体の8割以上が「自店来店客数の減少」を挙げており、次いで「顧客単価の減少」という声が多かった。
今後3カ月間の営業施策では、遊技機の購入費が新台・中古機ともに回復しており、パチンコの新台は前回比29.4ポイント良化の6.7ポイント、パチスロは、前回比71.5良化の4.2ポイントと大幅に回復した。中古機についてもパチンコが前回比7.0ポイント良化、パチスロも18.2良化し、全体的に回復傾向が見られた。
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