ホール企業の採用意欲 5月はほぼ平均値ながら直近3か月で一番低い水準

パチンコ業界に特化した人材採用支援を行うパック・エックスが、ホール企業の採用意欲について毎月まとめている「パチンコホール企業の転職市場状況」によると、2018年5月の採用意欲はほぼ平均値で推移したが、直近3か月では一番低い水準であったことがわかった。

この数値について同社の嶌田統括マネージャーは「今年は3月から採用を本格化した企業が多かったわけだが、5月はGW明け以降から求職者の動きが大変活発化したこともあり、希望人材の採用に至ったことで活動休止する企業は例年以上に目立った」と述べた。

「パチンコホール企業の転職市場状況」はパック・エックスが独自に算出している指標。数値が平均値1よりも高いとパチンコホール企業の求人が多いということになり「採用熱が高い」ことを、平均値1よりも低いと求人が少ないということになり「採用熱が低い」ことを示す。
PX2018採用意欲05
同期間の業界状況をみると、規則改正後初の大型連休となった今年のGW商戦は、特に新台が奮わなかったパチスロが厳しい結果となったものの、パチンコは前年に比べて微減に踏みとどまったうえに、その落ち幅は近年で最小となるなど健闘を見せた。その背景には、機械代を抑えた分を出玉に回すホールが増えてきているとする声がある一方、「パチンコユーザー層の経済状況が依然として改善されないために、他のレジャーにお金を使える環境にない」という、業界外の要因を指摘する関係者もいるようだ。このように、新台市場の低迷で結果的に機械に頼らない稼動向上の糸口が見えてきているのも事実だが、依存問題への対応や高射幸性回胴式遊技機の削減自主規制など問題は山積しており、先行きは依然として不透明感が強く大きな変化は見られない。

転職市場の今後について嶌田統括マネージャーは、「求職者の6月初動としては、ローキャリア層が前月同様に活発的で、逆に企業の採用ニーズにおいては5月と同程度の水準に落ち着くことが予想される。このようなことから競合とバッティングするケースが減り、人選にも余裕ができそうな展開になっているので、ホール現場の人員補強を目的とした採用をスタートするのであれば狙い月ともいえる」と話している。

 

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