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埼玉県遊技業協同組合(埼玉県遊協、趙顕洙理事長)および同防犯協力会(趙顕洙会長)は11月25日、さいたま市内のRaiBoc Hall さいたま市民会館大宮で「埼玉県パチンコ・パチスロ暴力排除推進協議会」の発足式を開催した。
埼玉県パチンコ・パチスロ暴力排除推進協議会は、職域独自の暴力排除組織として遊技業界に対する暴力団の不当な介入を排除するとともに、暴力団等による被害防止と暴力排除活動を一層深化させ推進し、明るい地域社会づくりに寄与することを目的としたもの。会長は埼玉県遊協の趙理事長が務め、顧問には埼玉県警察本部 刑事部組織犯罪対策局 組織犯罪対策第一課の鹿内士課長、公益財団法人 埼玉県暴力追放・薬物乱用防止センターの小笠原正男専務理事、埼玉弁護士会 民事介入暴力対策委員会の森田智博弁護士らが就いている。
当日は埼玉県遊協および同防犯協力会の関係者約60人が出席し、暴排宣言のほか、埼玉県暴力追放・薬物乱用防止センターに対する暴排プレート贈呈が行われるなどした。
冒頭に挨拶した趙会長は「現在、当業界ではパーパス『遊びの力で、心を元気に。』を定め、その実現に向けて地域社会から認められる存在、あってよかったと思われる業界になるべく取り組んでいるが、その中で『安全・安心』はその大前提で、特に暴排活動はその根幹をなすもの。本協議会の発足は、暴力団等反社会的勢力に対する私たちの強いメッセージとなる一方、ホールのお客様はもとより、従業員やその家族、引いては地域の皆様方の安全安心の醸成につながるものと確信しており、非常に意義深いものと考えている」と述べた。
また、来賓出席した埼玉県警察本部 刑事部組織犯罪対策局 組織犯罪対策第一課の鹿内課長は「暴排条例の施行から10年余りが経過し、暴力団排除の意識が浸透してきたものと考えているが、未だに暴力団を容認する事業者等があるのも現実。こうした情勢の中、県警では日々変化する社会情勢や犯罪情勢に柔軟に対応し、一歩踏み込んだ対策を推進していく」と述べ、反社会勢力との関係遮断など各種活動に積極的に取り組むよう求めた。
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