2月のホール企業採用熱、平均値を上回り好調に推移

パチンコ業界に特化した人材採用支援を行うパック・エックスが、ホール企業の採用意欲について毎月まとめている「パチンコホール企業の転職市場状況」によると、2020年2月の採用ニーズは平均値1.0を上回るなど好調に推移した。

昨年同月ほどのインパクトはないものの、春先を見据え徐々に活発化している傾向が見受けられるが、今後危惧されるのは、新型コロナウイルスによる影響だ。同社の滝沢統括マネージャーは、「イベントの自粛や学校を休校させるなど緊急的な対策が取られているが、大手人材会社による合同説明会も中止や自粛を決定するなど、その影響は採用市場にも広がりつつある」と指摘する。

「パチンコホール企業の転職市場状況」はパック・エックスが独自に算出している指標。数値が平均値1よりも高いとパチンコホール企業の求人が多いということになり「採用熱が高い」ことを、平均値1よりも低いと求人が少ないということになり「採用熱が低い」ことを示す。


市場では警察庁保安課が2月27日、パチンコ・パチスロ産業21世紀会に新型コロナウイルス感染症の発生を踏まえた感染防止の措置の依頼文書を送付した。文書で保安課は、今現在が今後の国内での健康被害を最小限に抑える上で極めて重要な時期であることから、遊技機のハンドルやボタンなど、手が頻繁に触れる場所を消毒するなどの措置を適切に講じるよう求めている。警察庁の依頼を受けて全日遊連は、各都府県方面遊協にこの周知を求める文書を発出したほか、同日付でホールの広告宣伝への配慮を求める文書も送付した。さらに、日遊協も会員企業に対して地域との連携を図りながら適切な対応をするよう注意喚起を行っている。新型コロナウイルスについては、北海道が緊急事態宣言を発出し、その際に一部の法人が週末の営業を自粛したほか、営業時間の短縮を全道一律で行うことを決めるなど予断を許さない状況だが、正しい判断をするためにも刻一刻と変化する最新の情報を注視し、冷静かつ慎重な対応を心がけたい。

転職市場の今後について滝沢統括マネージャーは、「求職者の3月上旬の動向としては、例年通り活発化している。新型コロナウィルスの感染拡大への影響を考慮し、業界内でも採用面接をリスケするなどの動きが見受けられるが、このような状況下でも通常通り採用活動ができる企業に人は流れているので、当面はWEB面接など直接会わなくても対応ができる環境や体制を整えることが急務といえるだろう」と分析している。

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