2024.7.12

6月のホール企業採用熱 前月からやや上昇して1.08ポイント

パチンコ業界に特化した人材採用支援を行うパック・エックスが、ホール企業の採用意欲について毎月まとめている「パチンコホール企業の転職市場状況」によると、2024年6月の採用ニーズは前月からやや上昇し1.08ポイントだったことがわかった。

同社の滝沢統括マネージャーは「採用熱は変わらず高い状態で、今後の事業方針や計画に備えた増員、能力発掘の動きはますます活発になった」と述べる。一方で「時期施策や盆商戦を控え、特にミドル~ハイキャリア層は動きが鈍化する傾向」とし「求める人材層へのアプローチは早めに仕掛けつつ柔軟対応することがポイントになってくる」と指摘した。

「パチンコホール企業の転職市場状況」はパック・エックスが独自に算出している指標。数値が平均値1よりも高いとパチンコホール企業の求人が多いということになり「採用熱が高い」ことを、平均値1よりも低いと求人が少ないということになり「採用熱が低い」ことを示す。

市場では、神奈川県遊協と神奈川福祉事業協会が7月2日、がんと闘う患者や家族に楽しんでもらうために新日本プロレス・がん撲滅チャリティー試合の入場券100枚を神奈川県に寄贈した。この取り組みは、県内のがん患者とその家族を招待するもので、新型コロナウイルス感染症により当該試合が見送られた令和2年度、同3年度を除き平成17年度から継続している地域貢献活動として高い評価を得ている。

転職市場の今後について滝沢統括マネージャーは「7月初週の段階で予想以上に求職者が動いている」とし「若手ローキャリアを中心に多くの出会いが生まれそうだ」としている。一方で「他業とのバッティング、競合性はこれまで以上に高くなることが予想される」とし「応募、面接、合否結果や条件出しに至るまで優先度高く対応できる体制を整えていただきたい」と述べている。

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