8月の採用意欲、例年と同水準も求職者、転職希望者の動きは活発

パチンコ業界に特化した人材採用支援を行うパック・エックスが、ホール企業の採用意欲について毎月まとめている「パチンコホール企業の転職市場状況」によると、2018年8月の採用意欲は前月を下回り、例年とほぼ同水準の動きであったことがわかった。

この数値について同社の嶌田統括マネージャーは「8月に動きが鈍化することは予想通りで、例年と同水準となったことは想定の範囲」としながらも「活動を継続した企業は例年以上に活発的であった」と話す。一方で「例年と大きく異なった点は求職者、転職希望者の動きが大変活発であったということ。盆期間中はやや鈍化したものの年間を通して見た場合、8月は今年一番であった」とし「これまで盆期間中は本社機能を停止していたが今年に関しては体制を整え休ますことなく応募対応や面接対応するなど即時対応の重要性を理解した企業の動きも見受けられた」と述べている。また、「他業種と並行して選考を受けるケースが増えている昨今においてはこのような動きが競合との差に繋がるだろう」と見解を語った。

市場ではパチスロ6号機の第一弾が10月から導入される。人気シリーズのスピンオフというコンテンツ力はもちろん、スペックやゲーム性についても評価が高く、今後のパチスロ営業を占う試金石としても注目が集まっている。一方、6号機の保通協型式試験の実施状況結果をみると、ここ数ヶ月に渡って適合の低迷が続いており、新台の供給体制にも不安が残る展開となっている。ホールでは、来年1月末時点で高射幸性機種の設置比率を15%未満に減台しなければならないことから、今後の機種選択はもちろん、例年売上が低迷する「秋枯れ」時期から年末に向けての戦略策定も含めて難しい舵取りを迫られる状況が続きそうだ。

「パチンコホール企業の転職市場状況」はパック・エックスが独自に算出している指標。数値が平均値1よりも高いとパチンコホール企業の求人が多いということになり「採用熱が高い」ことを、平均値1よりも低いと求人が少ないということになり「採用熱が低い」ことを示す。
PX2018採用意欲08
転職市場の今後について嶌田統括マネージャーは、「9月初動としては8月の活発的な動きが継続されている」とし「例年では企業の採用熱が冷え込む時期ではあるが求職者、転職希望者の熱は反するように高まる傾向」と述べる。一方で「前回も指摘したがこの時期は大手企業をはじめ各業態業種が予算放出するはずで、特に大手求人誌や求人媒体での掲載はこれらと競合する可能性がより高まる。費用効率を考えあらゆる採用チャネル、メディアを検討すべきだろう」と改めて語った。

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