全日遊連 遊技くぎ問題と自主規制問題で「あるべき姿」強調

全日理事会7月全日遊連は7月22日、都内新橋の第一ホテル東京で全国理事会後の記者会見を開催し、行政から是正を求められている遊技くぎ問題について現状報告を行った。
 
記者会見で遊技産業健全化推進機構の理事も務める大野春光副理事長は、「全日遊連として統計をとっているわけではないので機構の理事として言うと、機構がすでに言っている通り、改善はみられていない。当局からは本来、10分間に数十個入るものが1個も入らないのは異常な事態であるというご指摘を受けているわけだから、今日の理事会でもあらためてその改善を出席者に求めた」と述べるなどした。
 
機構では同日付けのプレスリリースで、遊技機性能調査の進捗状況について、「サンプル数は少ないものの、時系列的にみてもはっきりとした改善の兆しは見受けられない」としたほか、9月に予定していた情報開示を早め、8月初旬に中間報告の概要を示すことを明らかにしていた。
 
会見で大野副理事長は、現在、稼動しているパチンコ機を取扱説明書通りに運用する難しさがホールの現場にあることについて、「だからといって具体的な指針を出すことで、それでいいんだと思われ、その指針だけが絶対視されることがあってはならないと考えている。あるべき姿にいち早く持っていくようアナウンスするしかない。危機感を共有し、それが遊技機性能調査の数字に少しでも変化が出てくるようにすることが大事だと思う。各県においてもそれに伴う営業環境を構築することも考えていかなければならないと思う」と述べるなどした。
 
また、阿部恭久理事長は、日工組との定期連絡協議会における遊技くぎ問題の話し合いで、取扱説明書と、ホールに納入されるときとの状態の違いがあることについて、「あるべき姿で使えるような機械をいち早く市場に出してもらうように言っている。メーカーとしては9月ぐらいになればある程度の目安もついてくると思われるので、その際、また打ち合わせさせてほしいとのことだった。また、現状の機械をあるべき姿にもっていくということも大事ではないかという話もさせていただいている」と述べた。
 
一方、6月24日の臨時理事会で決議した「新基準に該当しない遊技機の取扱いについて」について阿部理事長は、「このぐらいは最低限は守ろうという内容。これを守れないとなると、何らかの方策を考えていかなければならない。一部には、守らないホールが出てきたらどうするんだという声もあるが、取り決めをしてもそれを守らないところがあるというのは、どこまでいっても出てくる問題だ。あるべき姿はこうだろうと自分たちで考え、それを高めていく産業になるべきだろうと思う。何かったら叩かれる、何かったら縛られる、それまではやっていいんだという発想を変えていかなければならないと」などと述べた。
 
これに関連し、他団体の関係者から今回の全日遊連の決議を疑問視する声が出ていることについて記者から質問が出ると、「全日遊連としての自主規制だとしかいいようがない。メーカー団体がメーカー団体としての自主規制を行っているのと同じ。方法論は違っても全ての団体は同じ方向を向いていると思うので、まずはやらせてほしい」と答えたほか、西事務局長は「我々の観点でホールとしての自主規制をするというものであり、行政との意志疎通を図りながら決めたものでもある。メーカー団体が自主規制をするときでも我々に相談があるわけではない」として、全日遊連としてのスタンスを強調した。
 
さらに阿部理事長は、遊技くぎ問題と自主規制問題を含めて現状の遊技機を取り巻く環境を総括し、「より遊びやすい遊技機が出てきた時に、現状のMAX機がどれだけお客さんに支持されているのか、メーカーと議論していかなければならないし、我々ホールとしては遊技環境をどう作っていくかを考えていかなければならない。今回、レジャー白書で参加人口が増えたとの発表があったが、我々にその実感は伴っていない。ファンが減っている以上、現状の機械や営業はお客さんから支持されていないと考えるべきで、今、話し合っている内容を今後、遊技環境も含めて変えていくきっかけとし、あるべき姿に持っていくよう務めたい」と述べるなどした。

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