流通会見日工組と日電協は2月9日、都内の日工組事務局において、新台設置、部品交換の新ルールとなる「製造業者遊技機流通健全化要綱」と「遊技機製造業者の業務委託に関する規程」の説明会見を行った。
 
要綱・委託規程は、遊技機の型式の同一性の担保と不正改造等を防止するため遊技機の流通健全化を強化する目的で制定されたもので2月1日制定、4月1日からの施行が決まっている。
 
会見には日工組の筒井公久副理事長、日電協の兼次民喜副理事長を始めとする両団体の関係者が出席した。
 
このなかで筒井副理事長は「昨年6月以来、日工組、日電協、さらに主任者資格制度を有している日遊協のアドバイスをもらいながら議論を進め、ようやく形がまとまった」と経緯を報告。
 
兼次副理事長は「メーカー団体が製造販売する型式同一性の担保をどうするか、納品設置に関する詳細を決めた。1月22日の全日遊連理事会における行政講話にもあったが、杜撰な取り扱いがみられるということで厳格化を計っていく」などと述べた。

新台設置、部品交換の新しい制度では帳票類、実務面で大きな変更が加えられている。
 
新台設置については、工場出荷から運送、設置及び設置確認までの全ての流通過程において、メーカーが型式担保の責任を負う。それぞれの業務を第三者に委託する場合も、新設された委託規程の選定基準に従って委託契約を結ばなければならない。
 
メーカーが発行する保証書も新しくなった。保証書の有効範囲は「設置時」までと明確に規定。また、保証書発行のタイミングが点検確認よりも前にならざるをえないことを踏まえ、「設置確認をする前提で」という文言を入れ、現実の作業手順との整合性がつけられた。
 
遊技機運送の作業実務者は「遊技機運送事業協同組合連合会所属の者」と規定。メーカー出荷後の経路などを明確にし、運送日時や担当者、車両番号、梱包状態を「遊技機運送管理票」で管理する。運送業界に特有の「傭車」のような、繁忙期にトラックとドライバーを業者間で融通し合う場合でもメーカー承認が必要となる。
 
ホールに納品された遊技機を設置する際に、新しく義務づけられたのが「設置確認」。これまでパチスロの設置について行われていたが、パチンコではなかった。
 
設置後の点検確認を行い「遊技機設置確認書」を記載できる実務者は、メーカーあるいは委託業者(①日遊協登録販社でなおかつ商業組合所属の新台販売業者 ②遊技機の取扱に従事する従業員の30%以上数の取扱主任者がいる業者 ③特例風俗営業者)の、「取扱主任者」「取扱管理者」に限定した。(「取扱管理者」は、特例営業者の営業所管理者で取扱主任者資格を持つ者)

一方、部品交換においては、部品を、遊技機の性能に影響を及ぼす「特定部品」とそれ以外にわけ、取り扱いの内容に差をつけた。さらに部品交換後には「点検確認」を新たに義務づけた。
 
まず、部品発注を受けたメーカーは、新しい部品交換用の保証書を作成。ホールは変更承認申請を行う。
 
部品の納品後、交換作業はこれまで通り行えるが、部品交換後の点検確認が行えるのは、メーカーあるいは委託業者に限定される。
 
特定部品交換の点検確認は、メーカーあるいはメーカーが業務委託した業者(新台の設置確認委託先と同様)に限定。それ以外の部品については、特定部品の際の確認者の他、メーカーの業務委託を受けた指定営業所(ホール)の、取扱主任者資格を持つ者(「遊技機管理員」と新たに規定)でも可能となる。

 
遊技機管理員の業務については、ホールの取扱主任者がまだ少ない現状を考慮し、当面のあいだ、営業所の管理者でも可能とされた。

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