日遊協北海道支部総会、行政講話では「釘」の問題事案に厳しい指摘

日遊協北海道支部は10月6日、札幌市の京王プラザホテル札幌において支部総会を開催、支部活動報告などとともに行政講話、篠原弘志専務理事による業界動向についてのセミナーなどが行われた。

支部総会では松谷明良支部長の挨拶に続いて、支部活動の報告、本部活動報告、さらに日遊協風営法PTのリーダーである茂木欣人氏が、先日、日電協が行ったAT規制に関する記者会見の内容についての報告等を行った。

行政講話では、北海道警察本部生活安全部保安課の一森則雄課長の挨拶を、渡部泰光課長補佐が代読した。「のめり込み問題」「遊技機の不正改造」「ぱちんこ営業の賞品に関する問題について」「広告宣伝等の健全化の徹底」などについて触れた渡部課長補佐は特に、道内で起こった「釘」をめぐる事案について厳しく言及。これは、所轄の警察署員がホールに新台設置の審査に訪れたところ、そのホール関係者がパチンコ台の前面ガラスを開けてハンマーで釘を叩いていたことを端緒とするもの。その後、無承認構造変更容疑で捜査が進む過程で、その新台を納品した販社から受け取ったという「ゲージ表」が発見され、さらに、その新台を営業に使用できるよう改めてメーカー保証書を取り直す際には、メーカーが検査無しで新しい保証書を発給していた事実も発覚したという。「(ホール、販社、メーカーがいずれも不適切な行為に関わっていることから)風営法や遊技機の検定制度がないがしろにされ、不正が横行しているのではないかと、疑念を抱かずにはいられない」などと厳しく指摘した

またセミナーでは篠原専務理事が「カジノ法案」「自民党風営法議連」「依存(のめり込み)問題取組みの経緯」を順序立てて説明。「この3つはそれぞれ別の事案だが、実は密接にリンクしている。そして3つとも秋の臨時国会やその後、いろんな動きがでてくる微妙な段階にある」などとした。なかでも依存問題については日遊協の依存問題PTを中心とした「依存問題ワーキンググループ」で業界全体の方向性を決めていくことを説明。「従業員教育のガイドライン」「来店客への啓蒙」「遊技機を含むシステム的な措置」などの多面的な対策を打ち出していく見通しであることを報告した。

来賓では日遊協の庄司孝輝会長が臨席。依存問題について触れ、「本来は10数年前にしっかりとした指針を打ち立てて、しっかりやっていくべき問題だった」などと指摘した。

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