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全日遊連は11月18日、都内新橋の第一ホテル東京で全国理事会を開催し、理事会後の記者会見で阿部恭久理事長が、ホール4団体で10月19日から運用を始めた旧規則機の取扱いに関する21世紀会決議を順守していないホールの通報・確認システムの状況を報告した。
それによると、16日正午までに寄せられた通報件数は347件で、うち198件が重複していたほか、趣旨から外れている通報が19件あり、実質的な対応案件は130件だった。うち、28件は誓約書の未提出ホールに関する通報。誓約確認機関が通報内容の真偽を対象ホールに確認する対応件数は102件で、そのうちすでに通報内容を対象店舗に送った件数は53件あり、それに対する回答がないのが9件、返信があって現地確認が終わっているのが20件あるという。報告によると、さらにそのうちの3件が撤去対象機を設置中。残り49件については送付手続き中となっている。なお、現時点における誓約書の未提出ホールは全国で35店舗。
阿部理事長は、「撤去されていない機種は、この時点ではほぼ『黄門ちゃま』と『サラ番』で、これから少しずつ『凱旋』が増えてくるかと思うが、この先、ひとつずつきちんと対応していくことで、いい形に持っていけると思う」と述べた。被通知店舗は最終的に21世紀会誓約書の内容に違反しているかどうかの現地調査を経た上で、「誓約確認機関」から供給側団体の全機連に通知がなされることになっている。会見での報告によると、すでに3件が全機連への通知準備の段階にあるという。
これに関連して阿部理事長は、11月6日に全日遊連から各都府県方面遊協に発出した年末年始に撤去期限を迎える遊技機の取扱いについて、「先に1月11日まで延長する措置を講じたが、その後、地区によっては11日までに入替えができないというところがあることを受けてのもの。我々が把握する中では(年明け最初の入替指定日が)1月19日という地域があり、そうした地域ではその19日まで入替えすることで同じ扱いにすることにした」と述べ、これがあくまでも当該地域における限定的な措置であることを強調した。
また、理事会では全国遊技場青年部連合会が先に制作した「遊技場における換気検証動画」に関する報告があった。10月26日に行われたこの記者発表会は一般メディアも取材し、すでにYouTubeで2万2千回再生されているほか、twitterでは総インプレッション数が45万7千回に達しているという。阿部理事長は「よくできていると思った。行政からの連絡を受け、全日遊連としても、これまで以上に換気と湿度に関して配慮するよう促す文書を出す予定にあるが、この動画を見てもわかる通り、パチンコ店は換気はかなりできている。コロナ対策の基本である手指消毒やマスクの着用など、やるべきことを徹底した上での対応をさらに進めていきたい」と述べた。また、会見に臨席した千原行喜副理事長は、「そうした基本的なことの積み重ねでもって、今でもパチンコ店からはクラスターが発生していない。動画はすでに全国で共有し、エビデンスを持って社会に訴えかけていくためにホールの現場でもどんどん発信されている。こうした動画を次世代を担う青年部会が作ったことに意義がある」と高く評価した。
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