2021.9.22

感染防止ガイドラインを改訂、職場対策の徹底促す

パチンコ・パチスロ産業21世紀会は9月16日、パチンコ・パチスロ店営業における新型コロナウイルス感染症の拡大予防ガイドラインを改訂した。
 
改訂されたガイドラインでは、飲酒を伴う懇親会等などの感染リスクが高まる「5つの場面」を具体的に点検し、個々の場面に重点を置いた対策を実施することを追加したほか、品質の確かなマスクの着用、マスクを着用している場合であっても、会話を短く切り上げる等の対応が望ましいことの周知などを盛り込んだ。さらに、プライベートにおいても、感染拡大地域への移動や3密にあたる場所を避けるなど不要不急の外出を避けることを徹底するとともに、感染リスクが高まる飲酒を伴う懇親会及び大人数や長時間におよぶ飲食を控えることや、家庭内感染についても十分に配意するよう指導することを求めた。
 
全日遊連の阿部恭久理事長は翌17日、都内新橋の第一ホテル東京で開催した全国理事会冒頭の挨拶で、全日遊連が管理する「KENZEN777パチンコ・パチスロ健全化ネット」に、遊技業界の新型コロナウイルス感染症対策に関し、ファンから「マスクの着用が徹底されていない」「入場時の手指消毒が徹底されていない」「開店前にできる行列について、遊技客同士の間隔を確保していない」「台間ボード等の設置がない」などの厳しい意見が寄せられていることを示し、「お客様をお迎えするにあたって万全な新型コロナウイルス感染症防止対策を行うことは私たちの責務。気を緩めることなく、昨日付けで改訂しているガイドラインの遵守を徹底してほしい」と呼びかけた。阿部理事長によると、喫煙可能な空間における遊技客同士の会話や密集に起因する感染リスクの上昇を懸念する意見も多数寄せられているという。
 
ガイドラインは昨年5月に制定されてから、今回で4回目の改訂。感染力の強いデルタ株の広まりを受け、業種別ガイドラインに「職場における検査の更なる活用・徹底」などを記載するよう警察庁が依頼していた。

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