警察庁・大門課長補佐が行政講話「射幸性の抑制」「遊技くぎ問題」に言及(全文掲載)

他店との競争にさらされている中で、今までやらずに済まされていた適正な遊技機の製造・販売や、適正な営業を行うことは勇気のいることであり、リスクも伴うことであると思いますが、そのことを理由に、問題の棚上げをしているようでは、今後の業界の健全化はおろか、業界の発展も見込めないのではないかと思います。そのような営業所単位での状況改善が困難な状況であるからこそ、業界団体としてできること、しなければいけないことがあるはずで、それらは探そうと思えば見つけていけるはずであります。例えば、日工組の表明した「検定機と同一性能の遊技機の出荷」が実現するためには、そのような遊技機をホールが購入していく姿勢を示すことが前提となりますが、それに当たり、各ホール関係団体において、ホールがどのような遊技機であれば購入していけるのか、その具体的な条件を真剣に検討した上で、日工組に依頼することもできるのではないでしょうか。また、ホール関係団体において、検定機の性能を逸脱した遊技機は今後購入しません、と表明することも、メーカーの適正な販売を促進し、適正な遊技機に入れ替えていく土壌を整えることにもなるのではないでしょうか。
 
そもそも、なぜ、検定機の性能を逸脱した遊技機が市場に出回るのか。営業利益に対する貢献度の高い遊技機としてホールが欲し、その要望に答える形でメーカーが製造する、そういった構図があるのは否めません。残念なことですが、推進機構の遊技機性能調査が始まった6月以降においても、検定機の性能を逸脱した遊技機が営業所から少しも減らないばかりか、メーカーへの改善依頼が一つも聞こえてこない状況が、ホール側も検定機の性能を逸脱した遊技機を欲していることの何よりの証左であります。そういった違法な範囲まで営業形態の選択肢があると居直るホール側の誤った姿勢や考え方を改めていくことなくして、市場の遊技機を適正なものに入れ替えていくことはできません。不適正な遊技機とは決別するとの決意と、今後の営業の用に供することができる適正なぱちんこ遊技機は何かというビジョンをホール側が持つことにより、メーカー側への適正な遊技機の販売要望が可能となり、その要望に応じて、メーカー側の適正な遊技機の開発・販売計画が進み、販売時期が決まり、その販売時期に応じて、現状出回る検定機の性能を逸脱した遊技機の撤去計画が進むというのが、現実的に進めていける一つのシナリオではないかと考えます。
 
(次ページに続く)

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