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テレビ神奈川(TVK)が横浜市内で運営している「ecom park」内の「tvkハウジングプラザ横浜」で再生可能エネルギー型街路灯11基が導入され、その見学会および落成式が2月13日、同地で行われた。この街路灯は、アミューズメント産業事業協同組合(AA組合)の新井貴博代表理事が社長を務める株式会社ベルシオンと、株式会社グローバルエナジー(鈴木政彦代表)による「ベルシオン式風車」を活用した製品で、当日は製品化にかかわった両社の関係者をはじめ、導入したTVKの中村行宏社長など多くの関係者が参加した。
グローバル社が開発した「ベルシオン式」の街路灯は、風力発電と太陽光発電を組み合わせ、蓄電池に電気を蓄えてLEDランプを点灯させるもので、災害時などには携帯電話の充電が行えるほか、Wi-Fi対応の広角防犯カメラなども搭載されている多機能型だ。風力と太陽光を組み合わせているため、すべての天候に対応するほか、風力、太陽光なしでも最大4日間運転可能な蓄電を行えるのが特徴となっている。また、外部からの電源は必要なく、完全独立電源で作動する上、風力発電が微力でも回転して高出力で発電できるのも大きなポイントだ。さらに風力発電で課題といわれる騒音問題も人が囁く程度の低騒音発電を実現している。実験場以外の設置は今回の「ecom park」が国内で初めてという。
見学会終了後の落成式で挨拶にたったTVKの中村社長は、グローバルエナジー社の技術力と開発力を高く評価しながら「約60棟のモデルハウスを展開する『tvkハウジングプラザ横浜』内での街路灯の実用展示が、近未来型まちづくりの参考に寄与するものと考えている」と挨拶。今後のまちづくりの方向性を示すものとの考えをのべた。また、落成式には元経産大臣で地元選出の代議士・甘利明自民党税制調査会長も出席。「街の景観と防犯にフィットした、時代が求めている最たる製品。国民の安心と安全に貢献できるものと期待している」と述べるなどした。
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