業界総粗利規模は3兆5000億円、ダイコク電機「DK-SIS白書2014」発刊

IMG_1801ダイコク電機は7月8日、都内文京区の東京ドームホテルで「DK-SIS白書2014」の発刊記者発表会を開催した。白書は市場全体の約30%となる138万台の業績を保有するDK-SISデータの年間推移をまとめると共に、データを基にした市場規模の推測などを掲載し毎年発刊されている。
 
DK-SISでは業界全体の台粗利の総計となる「業界総粗利規模」を市場規模を把握するうえで最重要するべき指標と位置づけ、保有データを基に推測値を算出しているが、2014年は前年から1,300億円減となる3兆5,000億円となった。パチンコ・パチスロ別で見ると、パチンコ総粗利が同1,100億円減の2兆1,800億円で、パチスロが同200億円減の1兆3,200億円。パチンコ総粗利の大幅な減少が市場全体を押し下げた。また、業界総粗利から遊技機購入費用を差し引いた「遊技機粗利規模」も算出しているが、こちらは前年と同じ2兆4,300億円。遊技機購入費用が前年の1兆2,000億円から1兆700億円に減少したことで前年と同等の遊技機粗利を確保した構図となっている。

稼動と台粗利については「DK-SISデータの3割減が市場の実態に近い」として推測値を算出。全国平均のパチンコ稼動が前年比440個減の1万4,090個、パチスロ稼動が同52枚減の6,742枚となった。一方、台粗利についてはパチンコが同70円減の2,200円、パチスロが同110円減の2,460円。昨年に続き、パチンコとパチスロの双方で、稼動と台粗利がいずれも減少するかたちとなっている。なかでも目立つのがパチンコ稼動の下落で、2011年以降は毎年500個程度ずつ減少。稼動がジリジリと落ち込む状況に歯止めがかからない展開となっている。
 
発表会の冒頭で挨拶した栢森秀行社長は白書でも示された厳しい業況や、秋に控えた遊技機環境の変化について言及したうえで「益々不透明な状況になっているが、現状を閉塞感を打破するチャンスと捉えることもできる。出玉性能の高い機種に偏った市場が形成されており、ファンの離反に繋がっている。強制的ではあるが、市場の再構築が行われることは、失われたファンを取り戻すきっかけにすることも可能だと思う」と述べた。
 
その後、DK-SIS室の山岸義幸室長が白書の概要を解説。昨年を総括するキーワードとして「業界総粗利がさらに減少も遊技機利益は横這い」「4円パチンコの業績下落が続く」「20円パチスロの業績が下落・試射試験方法の変更」「店舗の大型化が顕著」「消費税が8%に、貸し玉料金の引き上げ店舗が増加」の5つを挙げた。
 
また、山岸室長は秋以降に射幸性が下がることから「間を埋めるジャンルとして重要になる」としたライトミドルの時間粗利がマックスを上回っていることや、パチスロの時間粗利が昨年の下半期から上昇していることについて言及。新台市場をはじとした遊技機環境が変化することを念頭に置けば、運用面での改善が必要になるのではないかと指摘した。

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