ダイコク電機が「DK-SIS白書2020年版」発表、業績の下落傾向は継続

ダイコク電機は7月3日、「DK-SIS白書2020年版」刊行に伴う記者発表会をオンライン形式で開催し、2019年においても、売上や粗利規模の下落傾向に歯止めがかかっていない状況があらためて示された。また今回はじめて、パチスロ売上がパチンコ売上を上回ったことも明らかになった。

冒頭に挨拶を行った大成俊文常務(=写真)は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う休業要請解除後の業績について触れ、「5月中旬から順次営業が再開され、約7週間ほどが経過した。一度離れてしまったファンが戻ってきてくれるのか、禁煙化の影響はどのようにでているのかなどが関心事だったが、今のところは順調に回復基調が続き、コロナ前となる1月末と比較しても、パチンコで77%、パチスロで87%まで稼動が回復している」と指摘。しかし直近の傾向では、回復基調が緩やかになり、踊り場を迎えていることから、今後は注目機の導入など、遊技を再開するきっかけづくりが、さらなるファン回帰に必要となってくるとの考えを示した。

今回発表された「DK-SIS白書2020年版」によると、業界総売上の推計値は、前の年の20.7兆円から20兆円に下落。そのうち、パチンコが前の年より6,000億円減となる9.8兆円、パチスロが同1,000億円減の10.2兆円と、PSの売上比率は、この数年ほぼ半々で推移していたが、2019年には、パチスロ売上が微減に留まった一方で、パチンコ売上の減少幅がかなり大きかったことにより、集計以来はじめて、パチスロの売上がパチンコを上回った。また総粗利は、前の年の3.38兆円から3.24兆円にダウンするなど売上規模同様、減少傾向が続いている。加えて、新型コロナウイルスの影響についても考察が行われており、今年上半期(1-6月)の売上および粗利は、前の年と比べ、68%の水準にまで落ち込んでいたことも分かった。

解説を行ったDK-SISの片瀬宏之室長は、2019年における業績傾向のうち、パチンコの稼動や売上が減少する中、特に4円パチンコで時間粗利が上昇している点について言及。「この部分を改善していかないと、ファンの回復はありえない」と述べ、稼動が減少するなかで、厳しい機械運用がなされる傾向に危機感を表した。一方のパチスロは、稼動と売上が上昇したうえで、時間粗利が対前年比で減少するというパチンコと正反対となるデータ推移が示されたことを受け、「この時間粗利額の推移がパチンコとの大きな違いになる。パチスロのように粗利を維持しながら、稼動と売上が上昇していくのは、ある意味業界にとって理想の姿でもあり、パチスロ稼動が高い要因と言える」との見解を示した。ただその反面、依然として6号機の厳しい現状も示され、新台の多くが業績アップに貢献できていない実情も浮き彫りになった。

また今回のDK-SIS白書2020年版には、新たな収録コンテンツとして、市場に残存する旧規則機のパチンコ、パチスロを網羅。これにより、設置済みタイトルや、中古などで導入を検討する際、設置期限の確認に活用できるという。さらに、消費増税に伴う貸玉料金引き上げの現状や、新規則機への入れ替え状況、新規則機の業績推移なども盛り込まれている。

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