IMG_2511400余暇環境整備推進協議会はこのほど、平成26年度の秋季セミナーを福岡市博多区内のグランドハイアット福岡で開催し、認定特定非営利活動法人リカバリーサポート・ネットワークの西村直之代表理事および日工組の金沢全求理事長、渡辺圭市理事が講演を行った。

第一講演として、のめり込み症状の特徴をテーマに講演した西村氏は、診療中にパチンコ依存症の患者に出会うことはまずないと、マスコミ等で報じられている医師のコメントに疑念を呈しながら、「厚労省の研究チームがまとめた536万人というギャンブル依存という数字も、カジノを前提にした海外のもので、医学的な治療対象となる人はもっと少ない」と述べ、医学的見地から見たパチンコ依存症の実情は、世間一般からみたイメージとは異なるとの見解を示した。

またパチンコの、のめり込み問題に対し業界としてできることには限界があるとしながらも、「冊子による予防啓発や、キャンペーンなどはあっていい。今、業界は依存問題のガイドラインを作っているが、重要なのはユーザーをどう守るかという視点だ。これ以上ファンが減らないよう、一度パチンコから離れた人が安全に戻ってきてもらえるような顧客保護の観点こそが大切になってくる」と理解を促した。

続いて第二講演では、日工組の金沢全求理事長と渡辺圭市理事が、業界動向を踏まえたパチンコ機開発の方向性と、今後の業界展望をテーマに講演した。そのうち金沢理事長は、「たとえ非難を受けても、真摯な経営や社会貢献を行っていることを、もっとアピールしなくてはならない。また今後の業界を思えば、団体の垣根を超えて若い世代が参集し、例えばグローバルな視点でパチンコを世界に普及する構想など、若い人ならではの発想や行動力に期待している」と述べ、今後の業界を担う若い人材が世界市場に打って出ることに期待感を表した。

一方の渡辺氏は、日工組内規の方向性や市場認識について、「今後ファンを増やすためには、これまでとは違うゲーム性や、ゲージの構成などを考えていく必要があるだろう。今後、小当りと大当りを融合した機械や、セブン機で当たった後の継続を役物に委ねるようなタイプなど、現行規則で1時間半から2時間で勝負ができる機械を実現していきたい」と具体的なパチンコの方向性について語った。

また、規則改正を踏まえた遊技機の見通しについては、「日工組の要望としては、玉の通過をもって大当りとなる機械を実現したい。イメージとしては、数字が揃った後や特定の穴に入った後に、開放された役物のV入賞で大当りとなるような形だが、基本的に大当りまでの過程はある程度自由に開発できる環境を整備していきたい。規則改正で市場が変わるなら、エコ遊技機の本体だけではなく、ゲーム性も変えなければいけないと思っている」と述べ、今後もエコ遊技機の実現に向け推進すると同時に、ジャンルの拡充に力を注いでいく考えを強調した。

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