型式試験の年間適合率が50%割れ(遊技通信2017年2月号より)

遊技くぎ問題への対応でぱちんこの適合率が急落
 
保通協が1月4日に昨年12月の型式試験の統計を発表し、2016年のデータが出揃った。これによると年間適合率は、ぱちんこが前年の75.1%から46.2%に大幅下落し、回胴式は前年の43.2%と同水準の40・3%となった。双方が適合率50%を割り込んだのは、現行規則下では初めてとなる。
 
ぱちんこの適合率下落は周知の通り遊技くぎ問題が要因。対応が求められた15年下半期から月別の適合率が減少しはじめ、16年は年間を通じて低迷し、2年前まで維持していた80%前後と比べると半減近くにまで落ち込んだ。適合率の下落に伴い、適合機種数は前年比24%減の396機種に留まっている。
 
一方、回胴式は適合率に変化はなかったものの、申請数が増加したことで適合機種数は同20%増の300機種となった。
 
いずれのジャンルも適合率50%を下回ったことで懸念されるのはメーカーのコスト負担増。申請には1型式あたり150万円前後の費用が掛かる。昨年は適合の遅れにより販売スケジュール変更を余儀なくされたケースもあり影響は大きい。以前との比較では同水準の回胴式も、新基準機の販売台数減少でコストの見直しが求められてくるはず。これまで行政が適合率の低さに懸念を示すケースがあったが、適合率低迷によるコストとリスクにどう向き合うのか、経営的な観点での対応が必要になってくるのかも知れない。 
 
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