2023.5.18

【連載】 〜怒りの連鎖を断ち切ろう〜 ⑦ 怒りの感情が持つ5つの性質

前回までの連載では、アンガーマネジメントに必要な「3つの暗号」について説明しました。

ここでもう一度復習してみますと、

① 衝動のコントロール・6秒

カッとなったりイラッとしたら、とにかく反射しないこと。まずは6秒待ちましょう。怒りの感情のピークは6秒です。6秒待つ間は、怒りの温度を測ったり、コーピングマントラ(自分を落ち着かせるための呪文)を唱えましょう。

② 思考のコントロール・三重丸

6秒待つことができたら、「べきの三重丸」を頭の中でイメージしてみましょう。イラッとしても、自分の「べき」と違うから許せないと思うのでなく、そんな「べき」もあるんだなぁ〜と許容できるかどうかの努力をしてみましょう。

③ 行動のコントロール・分かれ道

どうしても怒る必要があるときには、頭の中に「分かれ道」を思い浮かべましょう。自分で変えられることであれば、「いつまでに、どうやって、どの程度変える必要があるのか」を決めて努力しましょう。自分で変えられないことなら、それを受け入れて現実的な対処法を探しましょう。

以上の「3つの暗号」を使いこなせるようになれば、怒りの感情と上手に付き合うことができます。

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