2025.1.28

インバウンド対応の即戦コラム「今すぐできるかんたん実践術」Part2~パチンコの基礎知識を英訳するとこうなる~

皆様こんにちは。
『Global Pachinko株式会社』代表の長北です。
前回の記事は、英語での基本的なインバウンド対応フレーズをご紹介しましたが、今回はさらに一歩進んで「パチンコの基礎知識」を英語で説明する際に役立つフレーズをご紹介したいと思います。
これらのフレーズを押さえておけば、外国人のお客様からの質問や、店舗スタッフ向けの指導にも役立つはずです。業務の一環として、ぜひ活用してみてください。

1 .パチンコは一般的に、台の左側を狙って玉を打つのが良いです
(It is generally best to aim for the left side of the machine when launching balls.)
イット イズ ジェネラリー ベスト トゥ エイム フォー ザ レフト サイド オフ ザ マシーン ウェン ロンチング ボールズ

<解説>
・aim for ~:「~を狙う」
・launch balls:「玉を打ち出す」
「左打ち」は英語では「aim for the left side」「shoot to the left (side)」などと説明します。

2.パチンコの目的は、一定の確率で当選する大当たりを当選させることです
(The goal of pachinko is to hit a bonus, which occurs at a certain probability.)
ザ ゴール オブ パチンコ イス トゥ ヒット ア ボーナス、 ウィッチ オカーズ アット ア サーテン プロバビリティ

<解説>
・goal of pachinko:「パチンコの目的」
・hit a bonus:「大当たりを当てる」
・certain probability:「一定の確率」
「大当たり」を直訳すると『Jackpot』とされがちですが、実際のゲームフロー上は『大』当たりというより『当たり』であり、一般的なカジノにおける『Jackpot』のように10万円~数千万円程度の払い出しを受けられるというニュアンスとはかけ離れています。誤解を招かないよう、『Bonus(ボーナス)』と伝えてあげるのがベストでしょう。

3.大当たりは、確変と呼ばれる機能で連チャンする可能性があります
(A bonus can trigger a special loop mode called “Rush”, which allows for consecutive wins.)
ア ボーナス キャン トリガー ア スペシャルループ モード コールド ラッシュ、 ウィッチ アラウズ フォー コンセキティブ ウィンズ

<解説>
・trigger ~:「~を引き起こす」
・special loop mode:「特別な連荘モード」
・consecutive wins:「連続勝利」
「確変」という言葉は実際に頻発する表記と併せて『Rush』とお伝えするのがスムーズでしょう。日本人としても覚えやすいので、弊社のお仕事では毎度、このように訳しています。

4.大当たりと確変の最中は、矢印に従って右打ちをする必要があります
(During a bonus or rush players need to follow the arrows and shoot to the right.)
ドゥーリング ア ボーナス オア ラッシュ、 プレイヤーズ ニード トゥ フォロー ザ アロウズ アンド シュート トゥ ザ ライト

<解説>
・follow the arrows:「矢印に従う」
・shoot to the right:「右打ちする」
「右打ち」はシンプルに「shoot to the right」と説明できます。このような場面に応じた具体的な指示は、店舗スタッフが覚えておくべき内容の一つです。

5.パチンコにはいろいろなスペックがあります。これが私のオススメです
(Pachinko machines come with various specifications. Here are my recommendations.)
パチンコ マシーンズ カム ウィズ ヴェリアス スペシフィケーションズ. ヒア アー マイ レコメンデーションズ

<解説>
・various specifications:「さまざまなスペック」
・recommendations:「おすすめ」
『スペック』についてはシンプルに『Spec』でもいいのですが、若干カジュアルな表現となるのは留意してください。

<最後に>
2カ月連続で英語の授業をして頂きましたが、いかがでしたでしょうか?
思ったより理解できるような気がしてきませんか?
前回もお伝えしたように、『パチンコ店内の業務を行うため』であれば、全ての英語を理解する必要は全くありません。ひとまず使いそうな言葉を丸暗記してしまい、『使える』という自身を骨組みとして、必要なものを少しずつ肉付けしていくのがいいでしょう。
昨年末より急激に盛り上がりつつあるインバウンド事情、今のうちにできることから始めて行きましょう!!

 

著者:長北 真(ながきた まこと)
1984年7月26日生
株式会社Global Pachinko株式会社 代表取締役社長

中学までを沖縄、高校3年間はアメリカの全寮制高校で過ごし、帰国後は青山学院大学を卒業。
兼業パチプロ、ネットワークエンジニア、翻訳家、大手SNSのポリシー整備、カジノディーラー等、多様なキャリアを重ねた後、マレーシアにて3年間勤務。300名以上の外国人に日本向けのカスタマーサポートを教える。
2022年よりGlobal Pachinko株式会社を設立し、パチンコツアーをはじめとする『外国人にパチンコを楽しんでもらう』ため、日々活動中。

 

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