2022.6.21

【地域レポート】地下鉄・都営新宿線沿線①

3駅合わせて営業するのは1店舗のみ

業況悪化の長期化は確実に都内ホールにも打撃を与え、各路線で多くのホールが閉店に追い込まれている。特に休廃業が増加している都心からベッドタウンを繋ぐ地下鉄沿線の市場の冷え込みは年々深刻さを増しており、都心から千葉方面に伸びる都営新宿線沿線では複数の駅前エリアで市場が途絶えている。

新宿から千葉県本八幡までをわずか40分で結ぶ都営新宿線。東京のベッドタウンとして高い利便性を誇り、また、JR総武線のフォロワー的路線という側面から主に千葉方面から都心へ勤務する多くのサラリーマンが利用する路線である。各駅周辺には80年代後半から現在まで居住者が増え続け、新興住宅地化も進んでいるが、その一方で、ホール営業に目を移すと、ここ数年はエリア全体で下降線を辿る厳しい状況が続いている。

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