2022.11.28

商店街の集客力低下に伴い市場も縮小 15店舗から3店舗に激減した黒崎駅前

北九州市内の内、最も多くの居住者を誇る八幡西区の中心地・黒崎駅前。網目を張り巡らせたようなアーケード商店街には、かつて多くの人で賑わいをみせ、それに伴ってパチンコ営業も最盛期を迎えたが、幾度かの再編機と過渡期を経て、ピーク時には15店舗あったホールは現在3店舗にまで激減した。商店街の集客性が弱まるなか、業界市場もまた縮小傾向を辿っている。

 7つの区で構成されている北九州市のなかで中心地である小倉北区や小倉南区の人口を上回っているのが居住者25万人と最も多くの人口を誇る八幡西区だ。その八幡西区の中心地となる黒崎駅は東西に伸びるJR鹿児島本線と、南北に伸びるJR筑豊本線、筑豊電鉄の拠点であり、市内交通の要衝といえるエリアである。乗り換なしで小倉方面や博多方面へのアクセスが可能という利便性で近年は新築マンションやタワーマンションの建築、商業施設、医療機関などが駅周辺に集中するようになっている。また、鉄道のほかにも路線バスや幹線道路も充実しており、積極的な環境整備も進んでいる。が、その一方で、かつては盛況だった駅前のホール営業は閑散とし、15店舗が集中していた市場は現在3店舗にまで減少するなど大幅な縮小傾向を辿っている。

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