2022.11.22

採用熱が上昇するなかで求められる求職者のニーズに応える採用戦略

2023年の足音が近づいてきました。少し気が早いかもしれませんが、読者の皆様にとって今年はどんな一年だったでしょうか。採用市場に関しては、有効求人倍率が右肩上がりのグラフを描いた年でした。1月の1・20倍に始まり、毎月0・01〜0・03ポイント上昇。本稿を書いている時点での最新情報は、8月分で、1・32倍となっています。 企業の採用熱が上昇し続けているわけです。つまり、ライバルが増え、人材確保がどんどん困難になっていることになります。パチンコ業界はと言えば、ほとんどの都道府県で1月末までにCR機と5号機が撤去となり、先行きが不透明なこともあって採用熱は低く、今年のスタートは低調。1月と2月はかなりの低水準で、例年はピークとなる3月には上向きになったものの、標準以下でした。

その後、大手ホール企業をメインに事業計画や営業戦略に伴う採用活動が徐々に活発となり、6月にピークを迎えました。一方、中小企業はギリギリの経営を余儀なくされたところが少なくなく、現場を回すのは最少人数という体制が多かったように思います。そして欠員が出ると、慌てて中途採用を開始。結局、現在は「どんな企業規模であっても人材を欲している」と言えます。そんな中、採用方針を転換させた中堅ホール企業があります。何をどう変え、どうなったのか、見ていきましょう。

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