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ラッキートリガー(LT)搭載機が登場し、パチンコ市場における遊技機の遊技性は大きく変化しました。昨年の7月以降では、LT3.0プラスに対応した遊技機も登場しており、実績を残した機種も存在しています。
そのうちの一つが、e女神のカフェテラスです。スペックは図柄揃い確率が約1/399(大当り確率は約1/348)のデカヘソ搭載機となっており、千円スタートは26回ちょっとくらいがベースラインとなった機種です。直LTタイプで突入率が40%という数値は、通常ヘソの機械であるならば打てない機種という烙印が押される機種ですが、デカヘソの存在がその概念を変えたと言える機種だったと言えるでしょう。
もう一つが、e真・一騎当千~軍神覚醒(319ver.)です。スペックは通常時確率が約1/319.7のデカヘソ搭載機となっており、千円スタートは30回くらいがベースラインとなった機種です。RUSH突入率は51%で下位RUSHが60%継続、LTが80%継続のロングSTタイプです。RUSH部分は一般的なタイプですが、やはり千円スタートの高さがウリになっている機種です。
逆にe東京リベンジャーズは通常ヘソの機種でコチラはコンテンツが支持を受けた機種であると思っていますし、e牙狼12黄金騎士極限は7500個という出玉が支持を得られたと思っています。
また、LT3.0プラスでウリとされたゲーム性については、e冒険島が大当り間で2回転落するまではRUSH継続という仕組みを搭載していたり、eリコリス・リコイルはモード移行で大当り時の出玉が変わる仕組みなど、パチスロのようにモード移行を行うゲーム性が変わる仕組みを搭載する機種も登場してきました。
そういった中で、少し目に留まった機種がe虚構推理です。これと同じコンテンツはパチスロで登場していますが、このe虚構推理で気になったのはキャリーオーバーシステムの存在です。
これは、RUSH中に貰えるボタン表示が消えるまでに大当りすれば、残りのボタンの個数に応じて次回大当りが確定するという従来のパチンコでは考えられなかった仕組みを搭載した点です。
(そういう仕組みが大好きでマニアでもある)筆者が唸った仕組みが、パチスロで言えば「高確率中にレア役を引いてくれよ」とか「上位CZ中にフリーズしてくれよ」みたいな感覚をRUSH中にパチンコで体験できるという次第です。
過去に市場に出た、CRマジェスティックプリンス(少し懐かしい機種)やP戦国恋姫みたいにSTとは違ったRUSH中のドキドキ感を搭載した仕組みが良いと感じた訳です。
海物語みたいに確変ループやエヴァ15みたいなSTタイプなど王道と言われるスペックの機械が市場を支えているのは間違いないのですが、コンテンツは違えど画一化されたスペックに飽きてしまったファンも存在すると思います。
少し前の話なのですが、居酒屋で行ったファンミーティングでパチンコの話をしていた際に「どこに行っても同じ機械しかない」と言っていたファンがいた事を思い出しました。
話がズレましたが、このe虚構推理だけでなく今後も変わった仕組みの遊技機は登場するでしょう。
そして、大事な事が一つ!こういった変則的なスペック搭載機は、メーカー側がきちんとホール側に説明しないとホールスタッフがファンに対して説明が出来ません。そういった配慮も必要だと思います。
更に、冒頭でも述べた「デカヘソ」の遊技機が少しずつ増える中で、今回の虚構推理はデカヘソ搭載機でもあり、ファンの望む“回る仕組み”と“パチスロのようなゲーム性を搭載した機械”という二つの要素を搭載したハイミドル機として、低迷するパチンコ市場に一石を投じる可能性もあるのではないでしょうか?
撤廃された種別(1種がセブン機、2種が羽根モノ、3種が権利モノ、4種がアレンジ等)が存在した頃は、ファンが自分の好みやその日の気分、財布の懐具合などで遊技する機種を選択できた時代が確率や継続率、搭載コンテンツで選択する時代にシフトした今、パチスロのようなゲーム性やデカヘソも選択肢に入れる時代にシフトしていくでしょう。
それに合わせた営業スタイルを構築していく為に、コーナー化を視野に入れた営業スタイルの構築も必要なのではないでしょうか?
【筆者紹介】北瀬紳一郎(きたせ・しんいちろう)
株式会社ピーナレッジマネジメント代表取締役社長。2022年に会社設立し、遊技機の稼働貢献予測や各種シミュレーションを提供する。前職のシステムメーカーでは、現場のサービスマンから営業所長、商品の開発企画などに携わり、全国平均データを使ったサービスをベースにした講演なども多数出演した。現在は余暇進の遊技機研究委員会の委員長も務め、業務の合間に時間があればホールで遊技する生粋のパチンコファン。趣味は、遊技機の機種評価はもちろん、公営競技(中央競馬)の予想は趣味の域を超えたレベル。お酒も大好きで、ツイッターのフォロワー数は現在1万人超。集客に役立つSNSの活用も常に考えている。
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