【導入レポート】ダイナムが全店舗でポッシブルの「光触媒」を施工

施工箇所で異なるが一箇所に吹き付ける時間は0.5〜2秒。噴霧距離は60㎝〜1m。事前に施工箇所と担当を決めて取り組むと光触媒のコーティングは短時間で完了する

 

徹底した感染拡大防止対策で遊技客が安心して遊べる空間を提供

 

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、全国のホールでは各種ガイドラインに沿った感染拡大防止対策に取り組んでいるが、全国大手チェーンのダイナムでは、このほど経営する全ホール401店舗で光触媒コーティングを実施し、徹底した衛生対策によって来店客に「安全で安心できる遊技空間」を提供している。

光触媒は酸化チタンを主成分としたコーティング剤の一つで、これを壁面や製品の表面に塗布し、そこに太陽や蛍光灯といった「光」が当たると酸化還元反応が発生。表面に付着した菌やウイルスを強力な酸化力で除去するというものだ。

この光触媒をスプレー式にしてホールへ提供しているのが、業界関連商材を取り扱う株式会社ポッシブル。

ダイナム店舗運営部 作業効率担当・稻本昌之氏(左)、同購買部 購買管理担当・河村幸男マネジャー(右)、ポッシブル・道地広一郎代表(中央)

導入の経緯についてダイナム購買部の河村幸男マネジャーは 「昨年の9月にポッシブル様から光触媒のご提案をいただき、導入を検討してきた。11月に都内と埼玉県の店舗で実証実験を実施したところ、その効果が顕著に現れたこと、そして使い勝手が良く、コスト的にも大きな負担にはならないということで導入を決めた」と話す。

実証実験では、施工後、60分でアルコール消毒以上の効果があることが分かったほか、7時間経過後で菌類を含む有機物がほぼ死滅することが把握できたという。また、ちょうどその頃、東京工業大学をはじめ、奈良県立医科大学、神奈川県立産業技術総合研究所などの各研究グループが世界で初めて可視光応答型光触媒による新型コロナウイルスの不活化を確認。抗ウイルス効果が学問的に示されたことも導入を後押しした。「専門家からの論文発表があり、それをさらに当社独自で専門家にヒアリングしたところ、ここでもエビデンスが示されたので、全店舗施工に踏み切った」(同マネジャー)。

401店舗へほぼ同時に光触媒を施工するにあたってはかなり計画的に進められた。「施工箇所を遊技台のハンドルや上皿、下皿、ストップボタン、レバー、データ表示器など、お客様が手で触る部分をリストアップし、その後、噴霧距離と時間をそれぞれの箇所ごとに設定し、各店舗で担当を決めて進めた」(店舗運営部 作業効率担当の稻本昌之氏)。また、施工風景を収録した動画マニュアルを制作し、施工漏れ・ミスがないかなどの確認作業も行ったという。結果、「480台規模の店舗でおよそ3時間の工程で終了した」(稻本氏)。

光触媒は特殊なコーティング剤ということで、これまで施工に際しては専門業者へ依頼するかたちで行われていたが、ポッシブルが提供する光触媒は誰でも簡単にコーティングできる「スプレー式」。専門業者を入れない分、大幅にコストを抑えられるのが大きなメリットといえる。また、スプレー缶に残った光触媒はいつでも自由に使用できるため、例えば、遊技機や設備機器を入れ替えた際には、その都度、光触媒を施工できるのも利点の一つだ。

さらに、光触媒は効果の持続性が高く、一度、コーティングすればあとは簡単な水拭きだけで感染性ウイルスを大幅に不活化させるため、遊技客が離席のたびにスタッフがアルコール除菌する必要はない。稻本氏は「刺激の強いアルコール除菌は時に肌の弱い女性スタッフの手荒れや乾燥を招いてしまう恐れもあるが、その心配がないのも大きなメリット。従業員からは『安心して働けている』という声が多く寄せられている」と話す。

新型コロナウイルスの影響で依然、不安定な社会情勢が続くなか、ダイナムでは入店時の手指消毒をはじめ、マスクの着用、飛沫防止ボードの設置といった取り組みはもとより、昨年末からは自動検温装置とオゾン発生器を全店に設置。店内の衛生管理を徹底することで、来店客が安全で安心できる遊技空間の創出に注力してきた。今回の光触媒の施工もその追加対策の一環だが、同社では「より多くの方に、当社の取り組みを知ってもらいたい」と、ポスター掲示をはじめ、ホームページやブログなどでもアピールを展開。ダイナムの安全性を広く認知させていく考えだ。

また、ポッシブルの道地広一郎代表は、「かつてのようにホールに活気を取り戻すための関連商材を提供することで、これからもホール営業を全面的に支援していきたい」と話している。

お問い合わせ (株)ポッシブル 03-5927-1523

http://possible.business/

 

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