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- 余暇進が10月度部会、事業継続に必要とされる後継経営者の視点と考え方を解説
一般社団法人余暇環境整備推進協議会(余暇進/佐藤正夫代表理事・会長)は10月17日、都内千代田区のちよだプラットフォームスクウェアの実会場およびオンラインで令和5年10月度の理事会・部会を開催。中小企業診断士で国士舘大学非常勤講師も務める、弊社代表取締役の伊藤實啓が「同族企業の事業承継における《○○らしさ》」の演題で事業承継に関する講演を行った。
会員プレゼンテーションでは弊社の関係企業であるポッシブルが、低周波域高調波ノイズフィルター「エネプレート」と「Google MEO対策」を紹介。エネプレートは空調用ブレーカーなどに設置することで使用電力量を削減できる節電アイテムだが、プレゼンではこの製品を使った実測試験をメインに案内した。また、Google MEO対策とは、新規集客に向けてGoogle Mapの上位表示を目指す対策をいうが、Google Mapでは検索結果から自店プロフィールや時間帯別混雑状況、口コミなどを網羅した情報が表示される。MEO対策(上位表示を目指す対策)には、表示情報の精度を高めておくことが重要として、ホールの活用事例などを紹介した。
講演では伊藤が、後継経営者の視点、かつファミリービジネス(同族企業)の継承時と継承後の課題とその解決策について説明。演題に挙げた《◯◯らしさ》には「家業らしさ」と「自分らしさ」が前提にあるが、このことについて自身が会社を継いだ際のエピソード、また中小企業診断士として企業をサポートしてきた事例も紹介しながら、急速に変化する社会のなかで自社を継続させるために必要な視点を紹介した。
創業から100年を迎える法人はほんの一握りしかなく、30年周期説もあるなかで、「3代目が企業を潰す」と揶揄される本当の理由には、環境変化に適応できなかったところがあるとして、まず後継経営者には、価値ある商品・サービスを顧客に届け続けるために何をすべきか、そのためには何が必要なのかを理解することが重要だと指摘。また後継経営者は、先代経営者から事業内容だけでなく経営理念やマインドの話も聞き、承継後には人材面での基盤を持ち、社外からの意見も得ながら、新規事業も含めて自社の強みを活かした事業へと進化させることが求められるとした。
まとめとして、“家業らしさ”とは自社の環境要因すべてに関心を持って知見を深めること、また“自分らしさ”とは自分が何をしたいのかを探求し続けることだとして、次代にバトンをつなげるためにはそうした視点が重要になると括った。
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