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- 日電協通常総会 新理事長に小林友也氏を選出
日電協は6月8日、都内丸の内のパレスホテル東京で第43回通常総会を開催した。
任期満了に伴う役員改選で兼次民喜氏が勇退し、新たな理事長に小林友也氏を選出。兼次氏は相談役となる。副理事長には、里見治紀氏、大泉秀治氏、信田裕一郎氏、監事に佐野詳一氏が就任した。
総会後に行われた記者会見で退任の挨拶を行った兼次氏は、これまでの活動を振り返りながら「規則改正後に新型コロナがやってきて非常に厳しい4年間だった。そのなかで行政のご理解を得ながら昨年夏に6.5号機、11月にはスマスロが無事にデビューしたので一段落ついたと思う。今年は役員の改選期でもあり、私も丁度70歳という節目の年でもあったので、小林理事長を筆頭に若い副理事長がさらに業界を盛り上げていって欲しい」と延べた。
小林理事長は、今後注力していきたい取組みとして「スマスロの更なる推進」「スリープユーザー・ノンユーザーへの訴求」「中古機流通のさらなる健全化と適正運用」の3点を挙げた。小林理事長は、スマスロの動向について「スマスロは、4月末の約半年間で延べ約17万台の販売を達成している。パチスロの総設置台数は5月末現在で約140万台、内訳はAタイプが約40万台、 ATタイプが約100万台となっているので、ATタイプの約17パーセントがスマスロに入れ替わったことになる。今後もスマスロの導入を推進することで、3年から5年程度でパチスロの大半をスマート化していき、ホールの経費削減、ホール従業員の負担軽減、スマスロ化による騒音対策で遊技業界に貢献していきたい」と抱負を語った。
会見では、新台供給台数の目安となる令和4年度の証紙発給枚数が、前年度比11.7%増となる55万1,637枚となったことを報告。今期の事業方針は、スマートパチンコの普及に向けた関係団体との連携や自主規制運用の厳格化と見直し、依存問題に対する取組みの強化、規則改正に向けたコンセンサスの醸成などを盛り込んだことが報告された。
記者会見後に開催された懇親会には、警察庁生活安全局保安課の松下和彦課長が来賓として出席。「私は昨年8月に着任して以来、兼次前理事長から業界の課題や要望を拝聴してきたが、引き続き小林新理事長ともコミュニケーションを取りながら、日電協としての課題や意見をしっかり受け止めて、業界の健全化に向けた動きを支援していきたい」と語った。
総会後に開催された懇親会には、全日遊連の阿部恭久理事長、日遊協の西村拓郎会長、回胴遊商の大饗裕記理事長を始め、林幹雄氏、田中和徳氏、平沢勝栄氏ら衆議院議員と元厚生労働副大臣の木村義雄氏が出席したほか、日工組の榎本善紀が乾杯の挨拶を行った。
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