2022.4.25

日光商事が最新の防災設備を導入した「nikko泉田店」お披露目会

中国・四国地方を中心に店舗展開する日光商事は4月21日、岡山市南区で近日グランドオープンする予定の「nikko泉田店」のお披露目会と施設内覧会を開催した。同店は、最新の防災設備を取り揃えた「防災特化型店舗」として、大規模災害でインフラ被害が発生した際には自衛隊などの外部支援が開始されるまでの72時間(3日間)、店内で200人が避難生活を送ることができる設備を導入した。
 
お披露目会で挨拶をした同社の川井祐介社長は、「今回の店舗には、パチンコ店である前に、パチンコをする人にもしない人にも必要とされる施設でありたいという想いがあり、大きな地震や水害などがあった際には、避難所として利用できる地域貢献の拠点になることを目指してプロジェクトを進めてきた。有事の際に必要な施設になることによって、業界が積極的に取組んでいる社会貢献活動の認知向上や今後の業界の発展にもつながるのではないかと考えている。こうした取組みは当社だけで動いても大きな力にはならない。業界をあげて取組んでいる社会貢献や地域に根付いた活動が、今後も広がることを願っている」と語った。
 
今回オープンする「nikko泉田店」には、約20年間の保存が可能な耐震性貯水槽や空気から水を作り出すことができるウォーターサーバーや、給排水が不要で可燃ごみとして処分することができる災害用トイレをはじめ、3日間分の食料や防災用テントを備蓄。災害時に停電となった際に施設内の電気をまかなう太陽光発電機や、電子機器の充電を100台同時に充電することが可能な蓄電池としても使用できる電気自動車なども用意した。同社では、こうした設備を利用し、平常時から再生エネルギーの活用や水の再生利用など、SDGsへの取組みも積極的に行っていくという。

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