1月のホール企業採用熱、5カ月ぶりに平均値を下回る

パチンコ業界に特化した人材採用支援を行うパック・エックスが、ホール企業の採用意欲について毎月まとめている「パチンコホール企業の転職市場状況」によると、2020年1月の採用ニーズは12月を下回り、昨年8月以来、5カ月ぶりに平均値1.0を下回ったことがわかった。低調な数値にはなっているが、直近5年で見た場合にはほぼ例年通りの温度感で落ち着いたともいえる状況となっている。この数値について同社の滝沢統括マネージャーは、「1月が平均値を割るほど低調だったのは、年末年始のグランドオープンや大型リニューアルオープンなどが少なかった影響も大きい」と指摘する。

「パチンコホール企業の転職市場状況」はパック・エックスが独自に算出している指標。数値が平均値1よりも高いとパチンコホール企業の求人が多いということになり「採用熱が高い」ことを、平均値1よりも低いと求人が少ないということになり「採用熱が低い」ことを示す。

市場では、業界6団体で構成する中古機流通協議会が、一昨年9月に決めた「新基準に該当しない回胴式遊技機の設置比率30%超の営業所に対して認定申請や中古機の移動にかかる申請の受付を留保する」措置に加え、1月31日以降は高射幸性回胴式遊技機が15%超の営業所に対しても申請の受付を留保することを決めた。期間は設置比率が15%以下になった日から起算して180日間で、認定及び中古機に関する保証書の発給停止措置を講ずることができるとしている。高射幸性回胴式遊技機は、2018年1月末時点で店内パチスロ設置比率の30%以下、2019年1月末時点で15%以下、2020年1月末時点で5%以下と段階的に撤去していく予定だったが、6号機が潤沢に市場供給されていないことを理由に、2019年1月末現在で15%以下という取り決めは延期されていた。関係者の間では「5%決議を延期した以上、15%決議は遵守する必要性がある」とする一方、中古機流通協議会の決議の持つ強制力については不安視する声も上がっている。

転職市場の今後について滝沢統括マネージャーは、「1月が12月を割り込むのは毎年のお決まりでもあるため、そこまで悲観することは無いだろう。今後の見通しとしては、『みなし機撤去』『高射幸性遊技機の15%以下の対応』がひと段落し、春先の営業施策や組織改定に向けた採用ニーズが高まりそうだ。また、求職者動向は例年以上に活発化していることから、求める人材や多くの求職者と出会える見込みがあるので、大量採用に繋がる可能性もある」と見解を示した。

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