2月のホール企業採用熱、平均値より高く例年3月並みで推移

パチンコ業界に特化した人材採用支援を行うパック・エックスが、ホール企業の採用意欲について毎月まとめている「パチンコホール企業の転職市場状況」によると、2019年の2月は平均値より高く、例年の3月並みで推移したことがわかった。この数値について同社の滝沢統括マネージャーは「業界の春採用は例年3月がピークだが、今年は1ヶ月前倒しでその水準に達しており大変活発的な状態。特にホール現場の人員補強を目的としたローキャリア層の新規採用、中途採用を再開する企業が増加、新卒者の入社時期である4月に同期として受け入れようとする動きも見受けられた」とし「転職市場において2019年初動から求職者が前倒しで活動する傾向にあるが、ホール企業の採用ニーズがその動きに反応できていることから多くの雇用に繋がる見込みがある」と見解を語った。

「パチンコホール企業の転職市場状況」はパック・エックスが独自に算出している指標。数値が平均値1よりも高いとパチンコホール企業の求人が多いということになり「採用熱が高い」ことを、平均値1よりも低いと求人が少ないということになり「採用熱が低い」ことを示す。

PX2019採用意欲2
市場では、このほど受動喫煙防止対策に関する喫煙専用室の技術的基準が厚生労働省から示されたことを受けて、喫煙ブースなどの設備導入に向けた動きが本格化しそうだ。ホールにとっては、関連設備の設置にかかるコスト負担に加えて、各店舗ごとに異なる喫煙率に沿った喫煙室の準備や店内の動線、喫煙休憩に関するルールの策定など、クリアしなければいけない課題は多いが、対応をしっかり行うことで新たな付加価値を提供することにもつながり、これまでタバコの煙や匂いを嫌って来店を敬遠していた非喫煙者層の支持を得られる可能性もある。ホールの構造設備は風営法で規制されているため、喫煙所の規模や内容によっては設置のための休業期間なども必要になることから、計画的に準備を進ていく必要があるだろう。受動喫煙防止対策の強化が盛り込まれた改正健康増進法は、2020年4月1日に全面施行される。

転職市場の今後について滝沢統括マネージャーは「求職者の動きはローキャリア層を中心に大変活発な状態が続いており、例年を踏まえれば3月も同じような動きが予想される」とする一方「この時期はホール現場の人材補強、戦力確保に向けて予算をかけるホール企業も少なくないと思うが、他業種も活発的に動くことから競合するケースが増える」とし「求職者にとって選択肢が多くなる時期は、応募に対するレスポンスが悪いことが除外対象になるケースが多々あるので初期対応スピードは特に意識して欲しい」とポイントを指摘した。

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