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- 2月のホール企業採用熱、前月からほぼ横ばいで推移
パチンコ業界に特化した人材採用支援を行うパック・エックスが、ホール企業の採用意欲について毎月まとめている「パチンコホール企業の転職市場状況」によると、2022年2月の採用ニーズは前月からほぼ横ばいで推移し、平均値1.0を下回る数値だったことがわかった。同社の滝沢統括マネージャーは「直近の課題解決を優先した即戦力のニーズは高まり、将来を見据えた若手のニーズは浮き沈みの少ない膠着状態が続いている」とし「採用枠、人員数の確保について市況感を踏まえながら雇用形態別に様子を伺っている」と述べる。「求職者が増えるタイミングにあわせたアプローチを模索しており『人手不足感がなくなった』ということではなさそうだ」としている。
「パチンコホール企業の転職市場状況」はパック・エックスが独自に算出している指標。数値が平均値1よりも高いとパチンコホール企業の求人が多いということになり「採用熱が高い」ことを、平均値1よりも低いと求人が少ないということになり「採用熱が低い」ことを示す。
市場では、旧規則機の一部のエリアを除いて撤去期限を迎えたことで混乱ぶりが伝わってきている。特に厳しかったパチスロ専門店では閉店や店休、大規模な減台やベニアによる対応など、事業規模の縮小を前提とした対応が多く見られた。大手のなかにはパチンコの増台や積極的な出店のほか、増床などによる大規模なリニューアルを行う動きも活発になっているが、1月中の新規店は3店舗で廃業店は73店舗。休業店の当月発生分はこの1年でもっとも多い49店舗になっており、全体の休業店数は188店舗になっている。
転職市場の今後について滝沢統括マネージャーは「求職者の動向について3月上旬時点では大変活発化している状態」とし「特に20代若年層、ローキャリア人材の動きは目まぐるしく、業務遂行レベルの人員数確保や中長期を見据えた育成人材の確保を行うには追い風の状況といえそうだ」と述べている。
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