3月のホール企業採用熱、直近5年間の同月比で一番低い数値

パチンコ業界に特化した人材採用支援を行うパック・エックスが、ホール企業の採用意欲について毎月まとめている「パチンコホール企業の転職市場状況」によると、2020年3月の採用ニーズは前月とほぼ同水準で平均値は上回ったものの例年より低調に推移しており、直近5年間の同月比では一番低い数値となった。

同社の滝沢統括マネージャーは、「新型コロナウイルス感染症が全国的に広まっていく中で、先行き不透明感から採用活動を一時的に停止するケースや体制・仕組みを整えるまで自粛するなど、ホール企業の採用ニーズにも少なからず影響が出ている」と分析している。

「パチンコホール企業の転職市場状況」はパック・エックスが独自に算出している指標。数値が平均値1よりも高いとパチンコホール企業の求人が多いということになり「採用熱が高い」ことを、平均値1よりも低いと求人が少ないということになり「採用熱が低い」ことを示す。市場では日工組が3月17日、4月1日以降にホール導入されるパチンコの新機種から搭載が可能となる新たな時短機能「遊タイム」のプレス向け説明会を実施した。昨年12月に時短機能に関する解釈基準の一部改正を受けて、一定のゲーム数を消化したにも関わらず大当りが発生しなかった際に時短を発動させることができる新たな機能「遊タイム」の継続回数は、1/319のミドルが最大1212回、1/199のライトミドルが756回、1/99の甘デジが376回まで。設定付きの機種の場合は、解釈基準で定められた大当り確率分母の2.5〜3倍までの範疇に入る場合に限って遊タイム発動までのゲーム数を1通り搭載することが可能となる。日工組では、「従来の仕様に影響を及ぼすことなく、プラスアルファで新たな機能が搭載された」「プレイヤーにとって、ハマったときの不安材料をある程度払拭することができる」と説明しており、機能を活かしたゲーム性の広がりや新たな顧客開拓にも期待が高まるところだ。

転職市場の今後について滝沢統括マネージャーは、採用ニーズは例年より低調に推移しているものの、その一方で求職者の動向は例年以上に活発化しており、受け入れ間口が急激に減少していることから採用市場全体感で見た場合には圧倒的な売手市場から買い手市場になる可能性もあるとしている。また、「大規模な合同説明会や採用イベントが自粛傾向なかで、求職者にどのようにアプローチし応募を増やしていくか、大手媒体に頼らない創意工夫が求められている」と述べている。

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