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- 3月のホール企業採用熱、4か月連続で上昇
パチンコ業界に特化した人材採用支援を行うパック・エックスが、ホール企業の採用意欲について毎月まとめている「パチンコホール企業の転職市場状況」によると、2019年の3月は高水準だった先月をさらに上回る結果であることがわかった。この数値について同社の滝沢統括マネージャーは「ピークシーズンということもあり採用ニーズが平均以上になることは予想範囲ではあったが、これで昨年12月から4か月連続で上昇し続けたことになる」とし「過去を遡ってもあまり例のない推移の仕方で、業界が現況と今後に備え、人材・採用を優先課題として継続的に注力していることが伺える」と状況を述べる。
「パチンコホール企業の転職市場状況」はパック・エックスが独自に算出している指標。数値が平均値1よりも高いとパチンコホール企業の求人が多いということになり「採用熱が高い」ことを、平均値1よりも低いと求人が少ないということになり「採用熱が低い」ことを示す。
警察庁保安課がまとめたところによると、平成30年末現在における全国の遊技場数は1万60店で、前年からマイナス536店の大幅減になった。規模別営業所数では「101台〜300台」が335店減の3295店、「301台〜500台」が200店減の3645店。前年までは増加傾向にあった「501台〜1000台」も今回は13店の減になるなど、遊技場営業におけるボリュームゾーンの減少率の大きさが目立った。遊技場の減少はこれで23年連続となり、直近の7年間は減少率自体も拡大しているが、一方で1001台以上の店舗は11店増の320店となるなど、業容の縮小とともに市場の2極化傾向も鮮明度を増している。
転職市場の今後について滝沢統括マネージャーは「4月の採用ニーズは前月を下回るのが例年の推移で今年も同じような動きとなることが予想されるが、ここ数か月の動向を踏まえると極端な落ち込みにはならずグラフ数値でいうところの1.1以上の高い水準となる可能性も考えられる」と話す。一方、求職者動向については「新元号が発表される今年の4月、切り替わる5月はある意味特殊な状況といえるが、そのことが求職者の動きに影響を与えるというより10連休GWの影響が強くなりそう」とし「求職者は上旬から中旬にかけて活発化することが想定されるので、3月の勢いのまま採用活動を継続する方が上手くいくだろう」と見解を述べている。
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