2024.4.3

3月の型式試験実施状況、パチスロ機の適合率が昨年5月以来の1ケタ台に

保通協とGLI Japanがまとめた2024年3月の型式試験実施状況によると、パチンコ機の適合数は前月から3件減の23件となり、適合率は6.1ポイント減の22.5%となった。パチスロ機の適合数も前月6件減の10件となり、適合率は7.5ポイント減の9.3%だった。パチスロ機の適合率が1ケタ台になったのは、昨年5月の9.7%以来となる。なお前年同月比では、パチンコ機は2.5ポイントの悪化、パチスロ機も16.7ポイントの大幅悪化となっている。

機関別に見ると、保通協では、パチンコ機の適合数が前月より1件増加した20件、パチスロ機の適合数は前月より4件減少した7件となった。一方GLI Japanでは、パチンコ機の適合数は前月より4件減少した3件、パチスロ機の適合数は前月より2件減少した3件だった。

不適合事例として、試射試験の結果が規則で定める値を超えた事例のほか、遊技機の試験では「異なる部品が実装された周辺基板に、同一の「番号、記号その他の符号」が付されていた。」(パチンコ機)が掲載された。ほかにも設計書等審査で、「全ての回胴の回転の速さが一定となる前に一の停止ボタンを押下した状態を維持し、回胴の回転の速さが一定となった時点で回転停止装置が作動する性能を有していた。」「普通役物作動時の遊技メダルの獲得性能が、非作動時に比べて下がる性能を有していた。」(パチスロ機)などが掲載された。

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