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- 9月のホール企業採用熱 前月をやや下回る1.08ポイントで推移
パチンコ業界に特化した人材採用支援を行うパック・エックスが、ホール企業の採用意欲について毎月まとめている「パチンコホール企業の転職市場状況」によると、2023年9月の採用ニーズは前月をやや下回る1.08ポイントだったことがわかった。同社の滝沢統括マネージャーは「過去5年間の同月比で見ると最高値で、活発的な状態に変わりはない」とし「年末年始の繁忙期を見据えた増員目的の採用はもちろんだが、事業計画や組織戦略に伴う戦力強化の採用についても長期化することを見越して前倒して動く様子が伺える」としている。
「パチンコホール企業の転職市場状況」はパック・エックスが独自に算出している指標。数値が平均値1よりも高いとパチンコホール企業の求人が多いということになり「採用熱が高い」ことを、平均値1よりも低いと求人が少ないということになり「採用熱が低い」ことを示す。
市場では10月1日、日電協と回胴遊商が「パチスロ版 KIBUN PACHI-PACHIショールームラリー」を開催した。同イベントは6月に開催されたパチンコショールームラリーのパチスロ版で、既存のファンだけでなく友人やカップル、夫婦の参加も多く見られた。遊技人口の回復が喫緊の課題となっているなかで、こうした取組みが若年層の開拓やスリープ層の呼び戻しにも繋がることを期待したい。
転職市場の今後について滝沢統括マネージャーは「業界の採用ニーズは2023年残り3カ月も基準値1.0を超えて推移しそうだ」述べる。「企業の求める属性は業界経験のある若手(20代)、ミドル(30代)がメインであることは変わりないが、その層は他業からのニーズも高まっており、内定承諾を得るための条件交渉はこれまで以上に人材に歩み寄っていく必要がありそうだ」と近況を語っている。
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