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- 全日遊連総会、依存対策を軸に遊技環境の改善へ
全日遊連は6月20日、都内港区のTKPガーデンシティ品川で第28回通常総会を開催し、2019年度の基本方針に依存問題への対応、ファンの回復・拡大、安定したホール経営の確立、積極的な社会貢献活動の4点を掲げた。
総会冒頭の挨拶で阿部恭久理事長は、ホールを取り巻く情勢が年々厳しさを増しているとした上で、「大変憂慮すべき状況が続いている。遊技人口の減少は時代の変化、レジャーの多様化によるなどの意見もあるが、最大の原因は楽しく安心して遊ぶことができない現状のホールにあると考えている。ちょっとした待ち時間などでも気軽に楽しめていたパチンコが、今では長時間の遊技が前提となり、資金もある程度用意した上で足を運ばなくては遊べない。ファン層を拡げていきたいという私たちの思いとは逆行している」と述べ、「お客様あっての大衆娯楽であるという認識のもと、原点に立ち返ることが必要だ」と強調。さらに、現時点で3万人以上の育成を行っている安心パチンコ・パチスロアドバイザー制度について、顧客保護という観点からも重要なサービス体制だとし、依存問題対策を軸として遊技環境の改善に向けた取組みを積極的に推し進めていく考えを示した。
議案審議では上程案件をすべて承認。事業計画では4点の基本方針を掲げたほか、14項目に及ぶ継続的重点推進事項を掲げ、拍手で承認された。また、役員の補充選任では、当日までに各都府県方面遊協で新たに理事長に就任した函館方面遊協の山本篤理事長、秋田県遊協の松岡信吉理事長、埼玉県遊協の趙顕洙理事長、長野県遊協の平林憲男理事長、奈良県遊協の掛川章男理事長の理事就任を承認。また、片山晴雄専務理事が勇退し、員外理事で沖縄県警本部長、東北管区警察局長、警察大学校長などを歴任した太田裕之氏を迎えた。
総会後の祝賀パーティには行政及び関係団体から多数の来賓が出席した。席上、挨拶に立った警察庁保安課の山田好孝課長は、引き続き業界が一丸となって依存防止対策に重点を置き、健全な娯楽となるための取組みをより一層、進めることを求めた。
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