2019.7.2

石川県遊協総会、依存対策への取り組みを承認

総会の模様(石川県遊協)石川県遊協は6月25日、金沢市の金沢東急ホテルで第57期通常総会を開催した。
 
総会冒頭のあいさつで浅野哲洋理事長は、旧基準機の撤去期限が迫る一方で、新規則機の導入が滞っている状況を憂慮しながら、「結果的に短期間で入れ替えが強いられることになると多くのホールで廃業・倒産を招く事態になる。新規則機への移行はわれわれにとって最大の問題だが、撤去期限までにどう備えるかを広く議論する必要がある」と述べた。また、理事長は依存対策問題にも触れ、自己・家族申告プログラムの導入や、安心パチンコ・パチスロアドバイザーによる依存防止策の強化、18歳未満の入店防止対策などへの対策の徹底を組合員に呼びかけた。
 
来賓には石川県警察本部生活安全部管理官兼生活安全企画課許可等事務指導室の西川忠室長が臨席し、同生活安全企画課の南野広明課長の祝辞を代読。「パチンコは大衆娯楽として広く国民に親しまれている一方、健全営業の妨げとなる要因があるのも事実」としながら、特に依存対策への取り組み強化策として、依存相談窓口の周知徹底と注意喚起、18歳未満の立ち入り防止、広告宣伝の適正化を呼びかけ、各種指導・取締りを通じてパチンコ営業の健全化を図っていく考えを示した。
 
議案審議では予算、決算関連をはじめ7議案を上程し、すべての案件を組合員の拍手によって可決承認した。このなかで今年度の事業計画では、パチンコ・パチスロ依存(のめり込み)問題への対応、ファンの回復・拡大、安定したホール経営の確立、積極的な社会貢献活動の4項目を掲げ、各種取り組みの強化推進することを決めた。

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