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全日遊連がまとめる全国のホールにおける電気使用量調査によると、2020年度の総電気使用量は53億5,062万4,063kWhで、これを元に電気事業連合会の公表値を使用して算定したCO2排出量は前年度比14.2%の大幅減となる約242万トンだった。調査対象ホール数に換算した場合のCO2排出量の推計値は約273万トンで、前年度比13.9%の減。調査は2020年度末の8,105店を対象に行い、回答ホール数は7,356店、回答率は90.8%だった。
節電効率の変化を示す「原単位」では、営業所1平米当たりのCO2排出量は10.9%の大幅減で259.8kgだった。遊技機1台当たりのCO2排出量も7.6%減少して724.9kgになった。原単位は2019年度調査で下げ止まり感が示されていたが、2020年度は新型コロナウイルス感染症の流行下にあって店休や時短営業が相次いだほか、全体的な稼動の低迷などが窺える結果となった。
全日遊連が2007年度から始めた環境自主行動計画では、5年間で15%のCO2排出量の削減目標を策定していたが、区切りに設定された12年度のCO2排出量は推計値で12.6%の削減に留まっていた。その後、新たに策定した自主行動計画では、2030年度までに07年度比22%の削減目標を設定したが、こちらは15年度調査の時点で前倒しで達成している。07年度基準年からの比較でいえば、実数値で33.1%、推計値で42.0%の削減率になっている。
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