2021.11.17

【連載】「DK-SIS白書2021年版-2020年データ-」活用術②

来たる新規則機時代に向けたヒントを一冊に集約!

 

活用術 第2弾「白書で確認できる機種分析の方法」

ダイコク電機
MIRAIGATE-SIS統括部
竹河雅斗常任講師

「DK-SIS白書」(以下白書)は、1年間に起きたパチンコ業界に関わる出来事をDK-SISデータとともに振り返ることができる業界唯一のデータブックとして毎年刊行しており、今年で18冊目となります。前回の「活用術①」では1年間の業界動向を示す「10大キーワード」についてご紹介しました。

今回の「活用術②」では、白書でご覧いただける機種分析の方法をご紹介いたします。

白書ではその年の1年間に導入された遊技機の稼動および総合貢献週を確認することができます。まずは、どのような機種が好業績を残すことができたのか、その全体像を把握してみましょう。

その一例として、白書の123ページに掲載されている20円パチスロの「2020年DK-SIS登場機種稼動貢献週ベスト20」(下表)をご覧ください。いかに好業績を残した機種といえども記憶から抜けてしまっているものがあるかもしれません。

 

次は、そのような機種の業績を確認してみましょう。

白書では新台導入後8日間の業績推移をアウトや売上など数多くのデータから確認することができます。中でも機種評価する上での重要な指標として、「アウト支持率」という指標をご紹介させていただきます。

アウト支持率とは「種別の平均アウトに対する機種のアウト比率」を示す指標です。例えば、機種Aのアウトが1万8,000枚で20円パチスロの全国平均アウトが6,000枚だった場合、アウト支持率は300%になります。

昨今のコロナ禍で日々の種別全国平均アウトが大きく変動する中、正しく機種を評価することのできる指標として現在注目されています。このアウト支持率を「初日」と「2週目平日初日」に確認することで、その機種の良し悪しをいち早く判断できます。

例えば、6号機の業績が振るわず苦戦を強いられているパチスロを例にしますと、市場導入の大多数を占めているATタイプの業績を見極めるために、

■ 初日アウト支持率300%以上

■ 2週目平日初日アウト支持率240%以上

この2つを好業績機種の条件として、今年9月に開催した弊社のオンラインセミナーでご紹介しています。

2020年の販売機種であれば、貢献週上位3機種の「S SLOTバジリスク〜甲賀忍法帖〜絆2」(ミズホ)、「Sパチスロ モンキーターンⅣ」(山佐)、「S 吉宗3」(サボハニ)は、いずれも好条件をクリアしています。

「DK-SIS白書2021年版-2020年データ-」の「付録」に掲載されている「2020年登場主要機種の登場初日から8日間までの日毎データ」からパチスロの貢献上位3機種を抜粋

これらの機種は来年2月以降に完全新規則機時代が到来した際に、さらに評価が上がる可能性がありますので今後の動向に注目していきましょう。

今回は例として「アウト支持率」という指標をご紹介させていただきましたが、白書にはこのほかにも遊技時間や粗利など様々な指標が網羅されております。ぜひとも一度ご覧になっていただき、これから登場してくる好業績機種を見抜くための多くのヒントを見つけてみましょう。

 

 

 

 

【連載】「DK-SIS白書2021年版-2020年データ-」活用術①

 

https://www.yugitsushin.jp/store/dk013/

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