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- 【ゲーム版権列伝】 パチンコ「Fピストル大名GP」(1997年7月リリース)
「ピストル大名の冒険」は、1990年に「ナムコ(現:バンダイナムコエンターテインメント)」から発売されたアーケード用横スクロールシューティングゲームです。
同機は、ナムコのアーケードゲーム基板「SYSTEM I」の第19弾作品。同社のコミカルアクションゲーム『超絶倫人ベラボーマン(1988年)』に登場したボスキャラクター「ピストル大名」を主人公に据えたスピンオフ作品となっています。
ピストル大名は、「ベラボーマン」では悪役でしたが、本作では正義に燃えるかやくご藩の城主、【火縄丸】として登場。大名家では12歳になると元服の儀式として3つの過酷な修行を終えねばならず、火縄丸も藩の当主としてその旅へと向かうという設定になっています。ボタンを押す長さで威力が変化する射撃や、扇子をあおいで飛行する独特な移動システムなど、特徴的な要素が多く用意されていました。
1992年から導入されたCR機は、当初こそ不人気でしたが、翌年に新内規対応機の「CR花満開」から始まり1994年に「CR黄門ちゃま2」、1996年には「CR大工の源さん」や「CRモンスターハウス」が登場し一大ブームを巻き起こしました。
そんな中、SANKYOが1997年にアーケードゲーム機とのタイアップマシンである「Fピストル大名GP」をリリースしました。
同機は、現金機1種類、CR機2種類がラインナップされ、アーケードゲーム機と同様に画面狭しと大活躍するピストル大名の様々なリーチアクションを搭載しています。CR機の「JX」は、大当り確率1/257、「SR」は大当り確率1/359。現金機の「ピストル大名GP」は、大当り確率1/214で大当りのうち三・五・七・んの4通りで確率変動が次回まで継続する1回ループタイプで変動作動率は約26.7%ですが、CR機とは異なりリミッターがありません。
リーチアクションは、回転中スベリや忍者、鯨出現がリーチ予告、そこから様々なスーパーリーチに発展。「鯨ひみつリーチ」「でか手リーチ」「祈りリーチ」「でか足リーチ」「相撲リーチ」「頭山桜の介リーチ」「鯨潮吹きリーチ」に突入します。大当り中のラウンド演出には、アーケードゲームと同様に、縛られた姫のお尻をカッパがキュウリでペチペチ叩くといった、今では考えられない90年代独特のお色気テイストを醸し出していた機種でした。
パチンコ「Fピストル大名GP」
■導入日 1998年7月(メーカー/SANKYO)
タイプ:ライトミドル(現近畿)
大当り確率:1/214
(P-WORD機種インデックス)
https://www.p-world.co.jp/machine/database/815
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