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マーケティングの世界では、消費行動を表す言葉として昨今、「トキ消費」がキーワードに上がってきている。
トキ消費の前は「コト消費」、コト消費の前は「モノ消費」と言われてきたが、一つ一つ説明していく。モノ消費とは、商品やサービスを購入する際に、その商品やサービス(つまり、モノ)を所有することに価値を見出す消費行動のことだ。例えば、時計やバッグ、家電、自動車などを所有することが、モノ消費に当てはまる。モノ消費は、まず生活に必要なモノを買いそろえ、次に高性能あるいは高機能なモノへと買い換えたりすることで、消費を伸ばしていく。
だが、モノ消費には限界がある。高級品やブランド品を購入するようになると、目的がモノを所有すること自体から精神的な満足感を得ることへと変化してくる。満足感を得るための消費行動として、モノというハードから体験というソフトへと重心が移動する。
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