2022.7.14

求められる「自走型人財」の育成 その為にはパーパスと企業理念の再構築を

ご存じですか? 明日の経営に役立つキーワード VOL.68

失敗を許さない組織では「指示待ち社員」が増える

公務員の組織風土には「ミスをしない」ことが業務の大前提としてあります。ちゃんとやっても褒められない、でも失敗すると批判を受ける。だから、チャレンジをして失敗するよりも、決められたことを決められた通りに堅実に行うことが推奨されます。したがって、自然に保守的、前例主敵になってしまうのは仕方がないことなのでしょう。

民間企業は違います。チャレンジしてどんどん失敗しなくては企業の進化はありません。しかし、「どんどんチャレンジして失敗しなさい」という会社は少数。ところが筆者が会う社長の多くが「自分で考えて行動できる社員がいない」と嘆くのです。そんな社長の多くは自走型社員を増やす為に必要な「失敗を許す心理的安全性の担保」「意志決定の権限を個々人に与える」ことをしていません。「自走型社員を増やしたい」という希望を持ちながらも「指示待ち社員を増やしているのは社長自身」なのです。

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